ギョンス君は沼でした。 (ページ21)

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消しゴムを投げるページ21

自分のデスクに戻った時まだギョンス君は戻っていなかった

机に頬を付け消しゴムをちぎってジョンデに投げていた

CE「何すんだよ。」

『消しゴム投げてんの。』

CE「やめろよ。黒いオーラ出てるけど。」

『…べつに。』

CE「なんかあった？」

『ニナとランチしてきた。』

CE「ほー。久しぶりじゃんその名前。」

『うん。』

CE「んで？」

『下でコーヒー飲んでた。』

CE「そーれーで？」

『それだけ。』

CE「それだけで俺に消しゴム投げるわけ？」

『ジョンデご飯。』

CE「おごれって？」

『おごらなくていいから。』

CE「ん。今日？」

『いつでもいい。』

CE「今日なら早く終わるから。行くか。」

『うん。』

体を起こすといつの間にか目の前にギョンス君が座っていた

何かを書いているのか表情は見えないけど

いつ戻ってきたの？

CE「どこいく？」

『美味しいものが食べたいよジョンデ君。』

CE「店探しといて。」

『ん。』

CE「じゃぁ、外回りいってきます。」

『いってらっしゃい。』

「いってらっしゃい。」

SH「Aちゃんとギョンス君ちょっといい？」

ジュンミョンさんに呼ばれ打ち合わせスペースへ

SH「この間の資料集めてもらったこのソファーなんだけど…

これから現物調査してきてくれる？」

『どこですか？』

SH「それがちょっと遠くてねぇ…」

『あぁ…ここなら車で行けば平気です。』

SH「ごめん悪いねぇ…。あと明日はこっちの2つ回れる？」

『はい。わかりました。』

SH「じゃぁギョンス君もよろしくね。」

「はい。」

あ…そか…ギョンス君も…一緒だった…

え…どうしよう緊張…する…

「営業車空いてるか見てきますね。って聞いてます？」

『うん…』

「ジョンデさんとご飯行けなくなったのがそんなに嫌ですか？」

『え？聞こえてた？』

「まぁ目の前の席ですからね。」

『そんなジョンデとのご飯何てどうでもいいよ。』

「じゃぁなんですか？僕がペアだと何か不満でも？」

そんな怖い顔して聞かないでよ

不満なんてないよ…むしろ嬉しいです…

ん？嬉しいって、まるで私ギョンス君の事好きみたいじゃない