ギョンス君は沼でした。 (ページ18)

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誰が般若ですか。ページ18

眠い…実に眠い…

ジョンデ君…帰ってきたかしら…ご飯食べたい私

ジョンデにメールするとそろそろ会社に戻ってくるらしい

とりあえず今日はご飯おごってもらおう

『ギョンス君今日のご予定は？』

「何もないですけど…」

『ジョンデにご飯奢ってもらおうよ。』

「いやいや、悪いですよそんな…」

『え、大丈夫だよ。』

「何を根拠に…」

『ジョンデは優しいから奢ってくれるよ。』

「Aさんやっぱりジョンデさんの事好きなんじゃないですか？」

『は？違うって。』

「何かあるたびにジョンデジョンデジョンデって…」

『そんな言ってないってば。』

「言ってますよ。無自覚なんですよ。」

『てかなんで怒ってるのよ。』

「怒ってませんって。」

いや、どうみても怒ってますよ

ほら眉間に皺

お昼休みに私の事般若って言ったくせに

自分だって般若じゃないの。

『眉間に皺よってますよ。』

「目が悪いんです。」

『そうですか。』

「ちょ…ほ、本当に悪いです！」

『わかってるってば。』

なんでこんな慌ててるのよ

可愛いなぁもう。

その時私の携帯が鳴りだす

“着信キムジョンデ”

『あ、ジョンデだ。』

「…」

『だから顔。』

「目が疲れてるんです。てか出ないんですか？」

『なんかこの場で出たら般若に殺されそうだから。』

「誰が般若ですか。」

『あ、切れた。』

「かけ直さなくていいんですか？」

『帰ってきたんじゃない？さっきご飯奢れって言ったから。』

「行くんですか？」

『うん。ギョンス君は行かないんでしょ？』

「…ます」

『え？』

「いきます…」

『んふふ。じゃぁ事務所戻ろうか。』

「はい。」

片づけをして資料室を出る

なんだかまだ機嫌が直っていないらしく

いつもの真顔に眉間の皺がプラスされている

事務所に戻ると3人がそろっていた

XI「おーお疲れー。」

SH「どう？資料集め。」

『結構いいペースで進んでます。』

SH「さすが手慣れてきたね。」

『そんな事ないですよ。ギョンス君が手伝ってくれているので。』

XI「そっか。しんどいだろあの作業…」

「まぁ…閉鎖された空間ですしねぇ…」

CE「Aの相手するのも大変だろ？」

『ちょっと！そんな迷惑かけてないってば。』

「いやいや、楽しくやってますよ。ね？」

CE「楽しく…ね。」

こちらを見てニヤニヤするジョンデ

その肩に鉄拳をくらわせてやった