年下男の育て方2 (ページ48)

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本日営業中止ページ48

「で、この荷物は？」

『引っ越そうと思って。ちょうど契約更新だったし。』

「そうだったんだ。」

『それで忙しくて携帯買えなくて…。』

「もう。ほんと心配したんだよ。あー終わった。って思った。」

『ごめん。前の携帯こっちに置いたままだから連絡先わからなくて…』

「これ夢じゃないよね？」

『うん。』

「半年間ほんと寂しかったんだから。

なんで言ってくれなかったの？」

『なんとなくタイミング逃しちゃって…ほんとは行く前も会うつもりなかったんだよ？

なのにあの時突然うちに来るって言うから…びっくりしちゃった。』

「俺の嗅覚凄いでしょ。」

そう言って私の首筋に犬のように顔を寄せる

『うちのチャニョルは優秀だからねぇ。』

やわらかい髪を撫でおでこにキスをする

「んー」

自分の唇をトントンと叩いておねだり

『なーに』

「ご褒美でしょ？」

『なんの？』

「待て。ちゃんと出来たでしょ？

ちゃんとおりこうにしてたよ？」

『そうだね。』

「じゃぁご褒美ちょうだい。」

顔を寄せて軽く唇を合わせる

「え？それだけ？」

『なにか？』

「俺すっげー我慢してたんだけど。」

『何を。』

「半年間ずっとずーっと右手が彼女だったんだけど。」

『すみませんそういうことは…』

「だってそうでしょ？Aちゃん居ないんだから！

右手が彼女になるしかなかったの！」

『あの…そんな事力説しないでいただけますか？』

「今日はたーっぷりご褒美をいただこうと今決めました。」

『いや…あの…』

「なに？目の前に愛しの彼女がいて、久々の再会をして

感動に満ち溢れた男女は一体これから何をしますか？

そんなのAちゃんも大人だからわかるでしょ？」

『いや、だから…』

「そんな気分じゃないの。なんて言わせないよ。

俺はそんな気分だからね。てかもうそのとこしか考えてないから。

半年間のお預けなめんな。」

『興奮しているところすみません。』

「なに？」

『確かに感動の再会を果たしました。

そして二人の気持ちも再確認できました。

半年ぶり…ですよね。会うのも触れ合うのも。』

「そう、そうだよ。わかる？」

『えぇとても良くわかります。』

「何？ベッド？ベッドなんていらないよ。そんなものなくたって…」

『今日は…』

「は？拒否？拒否なの？俺を生殺しにする気なの？」

『本日はヨジャの日につき営業しておりません。』

彼はそのまま床に突っ伏した