年下男の育て方 (ページ45)

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黄金の気泡ページ45

乾杯のシャンパンが配られる

グラスの中で黄金の気泡がシュワシュワと跳ねる

SH「それでは…」

BK「ヒョンが乾杯のあいさつするの？」

SH「え？ダメ？」

SE「短めにお願いしますよ。」

SH「わかってるよ。」

スホ君は咳払いをして襟を正した

SH「えーと。日本ツアーが決まって初めて一緒にお仕事するようになり

こうやってAヌナの誕生日をお祝いできてうれしいです。」

LU「すでに長いし堅い。」

XI「ルハン。」

LU「だってぇ。」

TA「お腹すいたよー」

SH「もー。わかったよ。じゃぁ短く。Aヌナ誕生日おめでとう！かんぱーい！」

グラスを高く上げみんなとグラスを合わせる

喉を通るシャンパンは格別だった

『タオ君これ食べる？』

TA「食べるー」

トングに手をかけるとカイ君にその手を叩かれた

『なに？』

KI「主役が働いてどうすんの。」

『いいのいいの。カイ君も食べるでしょ？』

KI「うん。」

XI「結局お前もやらせてるじゃん。」

目の前に座ったシウミン君が笑っていた

『はい。タオ君、シウミン君もどうぞ。』

TA「ありがとうヌナ！」

XI「ヌナごめんねやらせて。」

KI「ヒョンも取ってもらってるじゃん！」

『カイ君！あげないよ。』

KI「いいよ。ヌナのお皿に乗ったの食べるし。」

『あ！私のトマト盗んだー』

KI「わかったわかった。はい。」

カイ君はトマトをフォークにさして私に差し出す

『えっと。ここ置いて。』

KI「このまま食べてよ。」

『大丈夫だからここ置いて。』

KI「だめ。はやく。」

手で取ろうとしたらその手首を掴まれる

XI「ヌナ降参して食べたほうが早いよ。」

『ん…』

仕方なくカイ君のフォークのトマトを食べる

ちょっと睨みながら

KI「そんな顔してもかわいいだけだよ。」

『からかわないでください。』

そんな会話をしていると目の前に差し出されたビール

「はい。ヌナ。」

『チャニョル君気が利くねぇ。』

「ヌナと言ったらこれでしょ。」

『んふふ。』

XI「結構飲むの？」

『人並みだよ。』

「あ、それうまそう。」

チャニョルが指さしたのはエビのフリット

『食べる？』

「ん。」

フォークにさしてチャニョルの口へ

KI「自分はされるの恥ずかしがるのに人にするのは平気なんだね。」

あ…やば…

つい、いつもの感じでチャニョルに対応してしまった

『ノリですよノリ…』

KI「じゃぁ俺も。」

『今は生憎のってません。』

KI「やー！」