年下男の育て方 (ページ43)

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みんなでお祝いをしようページ43

結局あのままダラダラとしてしまって

あわただしく出勤することになった

首元で揺れるネックレスと小指に光るリング

空に手をかざしてみるとキラっと光っていた

リハーサル会場に着き楽屋でカメラの準備をしているとメンバーが入ってきた

SH「おはようございます。」

『あ、おはようございます。』

「Aヌナおはよー！」

さっきまで一緒にいたチャニョル

なんかちょっとくすぐったくて声が上ずってしまった。

まだ眠そうな顔のメンバー達

12人が各々の場所でメイクを開始すると西島さんが入ってきた

西島「A誕生日おめでとう。」

『わぁ！ありがとうございます！』

西島「はい。プレゼント。」

そう言って西島さんがくれたのは私が好きなコーヒーショップの袋だった

BK「え？ヌナ誕生日なの？」

LH「聞いてないよ俺。」

『うん。実はね。』

CE「えーなんで言ってくれなかったの？」

『そんな自分から誕生日言う人なんてなかなかいないでしょ。』

TA「プレゼント何も買ってないよ！」

『そんな気にしないで。』

「マネヒョン今日は終わるの遅くないんでしょ？」

MG「21時頃には終わるんじゃないかな？」

「みんなでお祝いしようよ！」

SE「いいですねぇ。」

「いつもの所予約取ってさ！ねぇスホヒョンいいでしょ？」

SH「マネヒョンがいいなら…」

MG「よし。今日はみんなで行くか！」

やったーと言うみんなの声

『なんか…ありがとうございます。』

時間が出来たのでおなじみのベンダーコーナー

西島さんからもらったコーヒーを飲みながら手帳を見ていた

DO「ヌナ。」

顔を上げるとギョンス君が立っていた

DO「やっぱりここだった。えっと…これ。」

ギョンス君から紙袋を受け取る

中には綺麗な箱が入っていた

『これは？』

DO「プレゼントです。ヌナは書き仕事が多いみたいだからボールペンを…」

『うそ！わざわざありがとう！』

DO「いや…」

『大切に使わせてもらうね。あとこれ…』

チャニョルからもらったネックレスを見せると

あぁ…って顔をするギョンス君

『大変だったでしょ。』

DO「店で大騒ぎだったよ。」

『やっぱり…』

DO「似合うね。僕が付けるより全然いい。」

『え？ギョンス君が付けたの？』

DO「つけた感じが見たいとか言って。」

『ごめんねぇ…』

DO「いつもの事だから。」

案の定ギョンス君に迷惑をかけていたのか

ほんといつもお世話になってます

何かお礼しないと