年下男の育て方 (ページ39)

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チャニョル君からの指令ページ39

彼らとは別仕事で会社で資料作りをしていたある日

ふと机の上のカレンダーを見ると目に入る自分の誕生日

明日私は1つ歳を取る

まぁ誕生日に浮かれる歳でもないんだけど

チャニョルから何時に終わるの？と何度も聞かれたので

きっと何かしてくれるんだろうなぁと淡い期待を抱いていた

そろそろ帰ろうかと思っていた21時半

携帯が鳴ったので手に取ると

チャニョルからのメッセージが届いていた

“かばんの中のポケット”

中？

カバンを開けポケットの中にコインロッカーの鍵が入っていた

“駅の北口の自動販売機前のロッカー

そこからスタートです。”

チャニョルからの指令に最寄駅に急いだ

駅に着き指定のロッカーを開けると手紙が置いてある

そこにはチャニョルの字で３つの単語が書かれていた

“生ビール”
“チャーハン”
“ナポリタン”

これから連想されるのはいつものバー

私はバーに向かった

『こんばんわ。』

マスターはにこっと笑っていつものカウンターを案内してくれる。

するとその席においてある手紙

“まぁまぁビールでも飲んでゆっくりしてよ

お腹すいたでしょ？ナポリタン食べて。”

マスターはいつも通りおいしそうなビールとナポリタンを出してくれる

ビールを飲みながらナポリタンを食べると

初めてチャニョルに会った時のことを思い出した

おいしそうに食べるチャニョルは今でも覚えてる

ちょうど食べ終わった頃にマスターは私に手紙をくれる

“さぁ今は何時？23時15分にバーを出て

ジウヒョンのライブハウスに向かうといいことがあるかも”

時間は23時10分

私はマスターにお金を払おうとしたらチャニョルが支払ってくれていたようだ

23時15分にバーを出てジウのライブハウスに向かった

ライブハウスに着いたのは23時45分

JI「お、来たな。」

『ひさしぶりだね！』

JI「元気か？まぁ相変わらず忙しそうだけどな。」

『まぁねぇ。でもチャニョルも一緒だし。』

JI「惚気はいらねぇよ。はい、これ。」

ジウから渡された手紙

開くと中から出てきた鍵と手紙

『これは？』

JI「さぁな。ちゃんと手紙も読めよ。」

『うん。』

JI「俺は事務所にいるから。」

『ん。』

“鍵受け取った？

ライブハウスの中に入って”

そのカギを握ったままライブハウスに入ると誰もいないし薄暗い

『あたし暗いの苦手なんだよ…もう…』

するとステージに向かって一筋の光が当たる

光の先を追うとギターケースが照らされていた