もう限界 ページ34
解散になって資料を整理しながら
ベンダーコーナーのベンチでコーヒーを飲んでいたら
ギョンス君がこちらにやってきた
DO「ヌナごちそうさまでした。」
『いえいえ。』
DO「またヌナのご飯が食べたいな。」
『ほんとに？またうちおいで。』
DO「いいの？すごい美味しかったし、ヌナの歌も聞いてみたい。」
『いや、それはほんと期待しないでよ。』
DO「一緒にも歌いたいし。」
『んは。楽しそうだね。チャニョルにギター弾いてもらおうか。』
DO「うん。」
「二人で何してるの？」
噂をすれば現れた張本人
『チャニョルがうるさくて夜も眠れないってギョンス君の悩み相談中。』
「ギョンスやぁ！」
DO「そ、そんな事言ってないよ！まぁうるさいけど。」
『今日はこれで終わり？』
「うん。Aちゃんは？」
『わたしも終わり。』
「最近ちゃんと寝てる？」
『寝てるよ寝てる。』
するとチャニョルが近寄ってきて…
「俺が隣に居なくても大丈夫？」
って耳元でささやく
『ちょっと！何言ってるの？』
DO「なんか想像ついたかも。」
「ギョンスには内緒。刺激が強いよー」
DO「ヌナはほんとコレでいいの？」
『今私もちょっと悩んだよね。』
「え？嫌だ！うそ！嘘だよぉ…」
『時間が出来たらまたご飯食べにおいで。』
「行く。今日行きたい。」
DO「明日何時出か忘れたの？」
「7時空港…」
『そっか明日から中国だったね。』
DO「じゃ、俺は先に行ってるよ。ヌナまた！」
「すぐ追いかけるから！」
ギョンス君が居なくなるとなぜか沈黙する
『どうしたの？』
「最近ハグとかしてないなぁって。」
『そうだね。』
「こんなに近くに居るのにキスもしてない。」
『そうだね。』
「手しか握れない。」
『…』
「ちょっとそこ立ってみて。」
チャニョルが指刺したのは自動販売機の側面
『ここ？』
側面に立つと私を覆うように壁に手をつく
『ちょっと！何してんの？』
「ん？壁ドンってやつ。」
『バカッ！こんな所誰かに見られたら…』
私の唇に指が触れる
「Aが静かにしてたらばれないよ。
もう限界。俺を生殺しにする気？」
一瞬にしてふさがれた唇
息を吸う隙間すら与えてくれなくて
窒息しそう
腰に手が回りさらに近くなる距離
すると遠くで彼を呼ぶ声がする
唇が離れると幸せそうな顔をしてる彼
「じゃぁ…いってきます。」
頭を撫でて彼は立ち去った
私はただ頷く事しかできなかった
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作者名：SHIN
| 作成日時：2014年8月25日 18時
