年下男の育て方 (ページ29)

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懐かしい人との再会ページ29

「あれ？A？」

廊下の向こうから誰かが私を呼んだ

そちらを見ると日本でお世話になった懐かしい人が立っていた

『西島さん！』

西島「やっぱり！なんでここに？」

『あたし海外事業部に異動になって、今はここに…』

名刺入れから名刺を出す

西島「そっか！もしかしてプロモ担当？」

『はい。そうなんです。西島さんも？』

西島「そう。HPのオフショットの写真は俺が撮るよ。」

『良かったぁ…知ってる人だと安心します。さ、中入りましょう！』

西島「Aは変わんないなぁ。いや、ちょっと綺麗になったな。彼氏できたか。」

『うわーセクハラー西島さんセクハラですー。』

「あーごめんごめん。」

西島さんは笑いながら私の頭を撫でた

今回の打ち合わせは西島さんのほかに日本から数人のスタッフ

西島さんは簡単な韓国語はわかるものの初めてなので通訳さんも同行していた

私は日本のウェブサイトに掲載されるオフショットの担当

なのでメンバーと共に行動し、ビデオを回したり

西島さんのオフショット撮りの手伝いをすることになった。

オフショットを撮るにあたってメンバーとの距離を縮めたいと言う西島さん

年齢順にいくつかのグループに分かれてもらって雑談を始める

「Aちゃん。」

移動しようとした時、隣にやってきたのはチャニョル

やっぱり不満そう

「あの人は知り合い？さっき日本語でしゃべってたでしょ？」

『西島さんはね、私が日本で仕事してた時にお世話になったカメラマンなの。』

「Aちゃんの事呼び捨てにするし頭撫でたりするし…

なんだよ。ちょっと背が高くてイケメンだからって。年上の余裕？」

『あの…西島さんは悪い人じゃないから。ね？』

「またライバルが…」

『だから違うって。』

「ちゃにょらー！Aさんと知り合いなの？」

私たちがしゃべってるのを不思議そうに見ていたのはリーダーのスホさん

「あ、Aヌナは俺がお世話になってる人の友達なんです。」

『改めまして、今回はよろしくお願いします。』

SH「リーダーのスホです。こちらこそよろしくお願いします。」

『スホさん…』

SH「はい。」

『美肌ですね。』

SH「えっ…」

顔を真っ赤にしたスホさん

『あ、すみませんついつい。美しいもので。』

SH「いや、いいんです。うれしいです。」

『ところでどこの化粧品を…』

「Aヌナ。ヒョンが困ってるよ。」

『あ、ついつい。で、化粧品は何を？』

その白い肌ください。