年下男の育て方 (ページ14)

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突然の訪問者ページ14

チャニョルがカムバックで忙しい頃

私にも動きがあった

人事異動

最悪は日本へ帰国

でももしかしたら…

掲示板に向かうと貼り出されてる紙

『うそ…』

“出向を命ずる”

私の名前と出向先が書かれていた。

家に帰り私は久しぶりにチャニョルに電話した

時刻は21時

まだ仕事中かな…

彼は電話には出なかった

着信だけ残しておけばいいか。

お風呂から出て携帯を確認するも返電はなし

忙しいのかな

少し早いけどベッドに入り鳴らない携帯を眺める

折り返し連絡が来たら言えばいっか。

うとうとと眠りに入ろうとした時

枕元の携帯が震えていた

『はい…』

「ごめんもう寝てた？」

『パクさんを安眠妨害で訴えます。』

「あーごめん。」

『仕事…終わったの？』

「うん。今日はもう宿舎。」

『そっか。お疲れ様。ちゃんと寝れてる？』

「んーあんまり。でも山は越えたかな。明日は11時出だから少しゆっくりだし。」

『体気を付けてよ。』

「ありがと。Aちゃんは？」

『あたしもちょっとバタバタしてる。』

「そうだ。電話どうしたの？珍しいじゃん。」

『あーチャニョルに伝えないといけないことあって。』

「ん？何？」

『異動。』

「え？」

『あたし異動になった。』

「え？瞬間移動覚えたの？」

『いや、人事異動で…。』

「ちょっと待って…日本に…」

『え？日本？』

「マネヒョン…●△＠□…」

ツーツーツー

え…どういうこと？電話切れてますけど

マネヒョンとか言ってたし

なんか仕事とか？

明日メールすればいい…かな。

今日は寝よう

…

…

あれから30分経っても眠れない

目が覚めちゃったな…やっぱり安眠妨害で訴えよパクチャニョル

とりあえず何か飲もうかな

冷蔵庫を物色していると物音が聞こえる

ん？

振り返ると大汗をかいたチャニョルが深刻そうな顔して立っていた

「俺を置いていくの？」

『え…』

「離れないでよ。傍にいてよ。」

腕を引かれ抱きしめられる

『チャニョル？』

「今も全然会えないけど、これ以上会えないなんて俺無理だよ。」

『あの…』

「こっちで新しい仕事探せばいいじゃん。うちの事務所の人に掛け合ってもいいし…」

『チャニョルさん？』

「何？寂しくないの？」

『何か勘違いしてません？』

「え…だって人事異動って」

『うん。異動っていうか出向。』

「日本…帰るんでしょ？」

『え？いつ？』

「違うの？」

新たなしつけ

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