ベッキョン家がない。－パパVSにに－ (ページ8)

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パパとママの時間ページ8

「寝た？」

『うん、今日はお昼寝もしてなかったからぐっすり。』

「相当はしゃいでたもんな。」

チャニョルが帰ってすぐにお風呂に入れ

布団に寝かすとあっと言う間に夢の中

チャニョルにもらったＸＯレンジャーの剣を抱きしめながら

すやすやと眠っていた

楽しいお誕生日会になったかな？

『楽しそうだったね。ベク洗い物ありがとう。』

「ううん。」

『ベクおいで？』

膝をトントンと叩くと嬉しそうにそこに頭を乗せる

「やっと俺のターン？」

『うん。』

やわらかい髪を撫でると目を細め

気持ち良さそうな顔をする

「A。」

『ん？』

「んー呼んだだけ。」

『名前で呼ばれるの久しぶり。』

「ふふふ、そうだね。ドキドキする？」

『うん。』

「ににが生まれてからほんと減ったもんね2人の時間。」

『そうだね。』

「べっちゃんの事だってかまってよ。」

『ふふふ、ごめんね。私の彼氏嫉妬深くて。』

「ほんとににはAの事好きだよね。」

『そうみたい。パパがライバルだからね。』

「強敵だな。」

体を起こしたベクは腕を広げ

「Aおいで？」

そう言って私の体を引き寄せ首元の匂いを嗅ぐ

「んーいい匂い。」

『くすぐったいって。』

「我慢して。今堪能してるんだから。」

『んんっ…もうおしまい。』

「ダメ…はぁ、Aの匂い好き。

甘い匂いする。」

『えー？そう？』

「うん、昔から変わらない。この匂い大好き。すげぇ落ち着く。」

ベクは首筋にキスをする

『っ…ベクっ…』

「なぁに？」

『もうおしまい…』

「感じちゃった？」

そう低い声で囁き耳を唇で挟む

『ちがっ…』

「違わないでしょ？そんな声出して。」

『んんっ…』

「普段はママなのにこういう雰囲気になると

ちゃーんと女の子なんだねAは。

そのギャップすげぇそそる。」

水音をたてながら私の耳を愛撫し

手は体のラインをいやらしくなぞる

「ねぇ…久しぶりにしていい？」

『ここで？』

「だってににが起きるよ？A声我慢できる？」

洋服の裾から手が入り素肌に直接触れる

良いところには触れてくれなくて

きわどいラインを行ったり来たり

『んっ…ベクいじわるしないで…』

「じゃぁお願いして？」

『…っ…』

「ちゃんと言わないと分からないでしょ？」

ソファーに押し倒されて見えるのは

男らしいベクの顔

私はその顔に手を伸ばし

『ベク…したい。』

そう告げた