ベッキョン家がない。－パパVSにに－ (ページ19)

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チャニョルの失恋ページ19

「ママ…」

「お、にに起きたか。」

『もう起きる？』

にには私の所にやってきてぎゅーっと抱き着く

『良く寝たね。』

「ん。」

『汗かいてるからお着替えしようか。』

「ちない。」

『風邪引いちゃうよ？ね、お着替えしよう？』

「にに、パパとお着替えしよう。」

ベクがににを抱き上げると

ににはまだ眠そうな目を擦りベクの肩に顔を埋める

「ベクがお父さんしてんなぁ。」

「Aヌナもすっかりママの顔だしね。」

『そう？』

「まぁ昔からしっかりしてたけどね。」

「ギョンスはいつもヌナの後ろに隠れてたもんな。」

「人見知りが激しかったから…公園行ってもどうしていいかわかんなくて。」

『ギョンスにもブランコ貸してあげて！って何回言ったか。』

「ふふふ、そうそう。それがかっこよかったんだけどね。」

「それで好きになったのか。」

『より。うちの旦那様の顔見て。』

ににを着替えさせながらこちらを睨むベク

「おっといけねぇ。」

「お前わざと言ってんだろ。」

「んはは。バレた？」

『ベクサランヘー。』

そう言って愛嬌を振れば

デレデレした顔で大量の投げキッスが飛んでくる

するとににもサランヘポーズをしたり

パパのマネをして投げキッス

『ににーママにポッポしてー！』

「ママー！」

だだだだっと走ってきたにには私のほっぺにちゅっ

『ふふふありがとーにに。』

「ににさっきヒョンにお兄さんになったから

ポッポしないっていったじゃんか！」

「ちゅるの！」

「じゃぁヒョンにもポッポしてよ！」

「やら。ちない！」

「あぁ…ににがポッポしてくれない…」

『あーあより泣いちゃったよ？

どうするの？にに。』

「だってちないもん。」

『ギョンス先生には？』

「ちゅる！」

「なんでだよ！俺は！」

ににはギョンスの所へ行ってほっぺにポッポ

「あはは、チャニョルお前も嫌われたな。」

「俺何もしてないのにぃ…」

「ににクッキーあべる。」

『いいよ、どうぞ。』

両手にクッキーを持ってギョンスのお膝へ

ギョンスも嬉しそうにににの頭を撫でる

「おいしい？」

「うん！てんてーはいっ。」

「ありがとう。」

ギョンスにクッキーを手渡すにに

それを見たチャニョルは…

「にに！俺にもクッキーちょうだい？」

「ににあべちゃったもん。」

「そこの取って俺にちょうだい？」

「パパ、ヒョンがちょうだいって！」

「ににから欲しいのー！」

フラれました