ベッキョン家がない。－パパVSにに－ (ページ17)

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にんじんあべないページ17

「ママチキンあべる！」

「ヒョンが食べさせてあげるからお膝おいで？」

にには嬉しそうにチャニョルのお膝

もう指定席になっちゃったね

「ににチキンどれがいいの？」

「おっちいの！」

『こらにに、お客様から。』

「いいよヌナ、ジョンイナこれでいい？」

「うん！パパ早くあべて！」

ご飯は大人が食べてから

って教えてあるから

ちゃんと教えを守って待っているにに

「ジョンイナ偉いねぇ。ちゃんと大人からってわかってるんだ。」

『しつけだけはしておかないとね。』

「ん、パパ食べたからににどうぞ。」

「いただちまちゅ！」

「それにしてもギョンスがヌナの家に来るとはなぁ。」

「んだよ。その言い方。」

「俺が誘っても全然来ないくせに。」

「忙しい時に連絡してくるのが悪い。」

「あれ？ギョンスとベクは会ったことないんだっけ？」

「どうやら有るみたいなんだけど俺が忘れてて。」

「俺も覚えてねぇな。」

「学校の帰りに偶然駅で会った時に見かけたくらいだよ。」

「そっか。ギョンスは小学校まで近所に住んでて

毎日学校も一緒に行ってたし、良く遊びに行ったりしてたんだよ。」

「へぇ…」

『よくうちにも泊まりに来てたもんね。』

「そうだね、バーベキュー行ったりね。」

「ベクと俺は高校と大学が一緒だったんだよ。」

「そっか。それで学校の帰りに会ったんだな。」

「チャニョルが良く話してたのはギョンス先生だったのか。」

「あ、同い年だからギョンスでいいです。」

「じゃぁ俺はベクで。ってなにヌナにやにやして。」

『ん？なんか楽しいなぁって思ってね。

ギョンスとベクが話してるとか不思議じゃない？』

「確かに。あ、ににつぎ何食べる？」

「ちきん！」

『ににチキンばっかりじゃなくてお野菜もたべなさい。

より、ポトフあるからそれ食べさせて。』

「おやちゃいあべないもん！」

「ジョンイナ、お野菜も食べないとカイみたいに

強くなれないんだよ？」

「おやちゃいあべない。」

「にに、パパと一緒に食べよう。こっちおいで。」

ににはベクのおひざに座ってしぶしぶ食べ始める

「えらいじゃんにに。」

「ににおにいさんだもん。」

『じゃぁ人参も食べられるよね？』

「あべない。」

「ほらジョンイナ？あーん。」

ギョンス先生から人参を差し出されると

先端をちょこっと齧る

「ん、偉い偉い。」

そう言って頭を撫でてもらうと

嬉しそうに残りもぱくっと平らげた