ベッキョン家がない。－パパVSにに－ (ページ13)

今日:15 hit、昨日:29 hit、合計:871,722 hit

ににいちばんページ13

「ただいまー。」

『お迎え行ってきて。』

「パパー！」

「お、ににまだ起きてたの？」

『今日音楽教室行って疲れちゃってお昼寝いっぱいしたからね。』

「パパーだっこー！」

「ん。ただいまーににぃー」

パパはににのほっぺにちゅー！

「ママもただいま。」

そういって私の肩を引き寄せてほっぺにキス

「ににも！ににも！」

そういってににもわたしの頬にちゅっとキスをする

「にに今日楽しかった？」

「ににだんしゅちたの。」

「上手に出来たかな？」

「ににいちばんだよ。」

「お？一番だったの？」

『先生にリズム感がすごく良くて、一番上手って言われたの。』

「そっかぁ、よかったなぁににーさすが俺の子！」

ににをぎゅーっと抱きしめてぶちゅーっとほっぺにキスをするパパ

「あなちてー！」

パパの腕の中でイヤイヤなにに

でもお顔が嬉しそうですよ？

お昼寝のせいでなかなか寝なかったににをようやく寝かしつけ

リビングに戻るとキラキラとした目でこちらを見るベク

『なぁに？』

「俺のターン。」

『あー喉乾いたー。』

ベクを無視してキッチンに行くと

後ろを着いてきて背中にべったり

「ねぇ…俺のターンは？」

『はい、お疲れ様。』

お水を手渡すと下唇を突き出して拗ねた顔

『何その顔。』

ぎゅっと私を引き寄せ首元に顔を埋める

「ちょっとだけでいいから。」

『わかったわかった。』

ベクの手を引いてソファーに座ると

私の膝の上にすわりぎゅーっと抱きしめる

『ちょっとって感じじゃないですけど？』

「ダメ？」

そう耳元で囁くベク

もうそういうの反則だからね

私もベクの腰に腕を回しぎゅっと引き寄せる

「ヌナ不足なの。」

『毎日一緒に居るでしょ？』

「そうじゃなくて。くっ付きたいのもっと。」

『私もベク不足かも。』

「ほんとに？」

『ん。』

ベクは嬉しそうに顔を覗き込み

ちゅっと可愛い音を立ててキスをする

『にに…すごく楽しそうだった。』

「そっかよかった。」

『テムちゃんもいるし、通わせようと思うんだけど…』

「ん、いいよ。ににが楽しいなら。」

『それに、先生が知り合いだったの。』

「そうなんだ。」

『小学校の時良く一緒に遊んだんだ。』

「へぇ、綺麗な子？」

『え？』

「にに女の子好きだから。」

『いや、男だけど？』

「は？？」

ベクはバッ！と体を離しなんだかこわーい顔をしていた