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side青
駅前のパンが美味しいカフェ。
そのよく目立つ長い黒髪を見つけ、少し足早にテーブルへ向かう。
「ごめん、遅れた」
「全然。私もさっき来たの」
「…久しぶり。ヒカリ」
氷の溶けかかっている、ミルクティー。
彼女だって不器用な優しさを持っている。
「あの子は元気？」
ヒカリの言ってるあの子がAだというのはすぐにわかった。
言うか迷ったが、あの事故のことを話した。
反応にドキドキしたが、同情の言葉も慰めの言葉も何も言わなかった。
「絵はもう描かないの？」
「まだわからんけど、しばらくは無理かな…」
「…そう。あの子の絵まだまだ見たかったのに」
「え？」
自分が基準で常にハイレベルの中で生きてきた
ヒカリがそんなこと言うなんて思ってもなかった。
「今あの子に絵のことを言うのは酷かもしれないけど伝言があるの」
「もっと自由に」
「好きに描いてみてって」
「そうすればもっと良くなるから」
ヒカリは有名な芸術家だ。
そんな彼女が言うのだから本当なんだろう。
「今日呼び出したのはそれを伝えて欲しかったの」
「わかった」
「それと、章大」
「何？」
「1年前のことは本当にごめんなさい」
「え…」
プライドの高い彼女が謝るなんて。
「謝って許してもらおうなんて思ってないわ。
けど、ケジメをつけてなかったから」
そう言って彼女はテーブルにあった伝票をとって、ニコリと微笑んだ。
「じゃあね、あの子と仲良くするのよ」
黒髪をゆらして店を出て行った後ろ姿は清々しかった。
ヒカリも一歩踏み出したんだ。
俺も
前へ進もう。
.
.
.
彼女に
Aに
想いを伝える決心はできたから。
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ひろみ(プロフ) - 紗さん» なんもです！ (2019年4月7日 19時) (
レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
紗(プロフ) - ひろみさん» あたたかいお言葉ありがとうございます。がんばります!(^^)! (2019年4月7日 17時) (レス) id: 1d282aab71 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - お疲れ様です！ゆっくりで構いませんのでどうかご無理だけはなさらずに…… (2019年4月7日 4時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
紗(プロフ) - せつさん» ありがとうございます！！もうラストスパートなのでかんばります！ (2019年3月17日 0時) (レス) id: d2cf8ed97e (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - 紗さん» ぜんぜんゆっくりで大丈夫です！！楽しみに待ってます！ (2019年3月16日 14時) (レス) id: 301b4adaab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗 | 作成日時：2018年10月24日 12時
