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side赤
あの日、いつもすぐ帰ってくるAがなかなか帰ってこーへんかった。
「…Aは？」
「10分前くらいに出て行ってんけど」
ヒナの返事を聞いた時、大倉はガッとヒナの腕を掴んだ。
「何で行かせたん！？
外あんなに荒れてんのに！？」
パッと全員が同時に窓の外を見る。
さっきとは比べもんにならんくらいの強風と豪雨。
「Aに何かあったら許さんからな」
今までに聞いたことないくらいの大倉の低い声。
怒り、恐怖を表した。
「俺のせいや…」
「どっくんは悪ない」
「俺がついて行っとけば…！
もし、Aに何かあったら…！」
「亮ちゃん！ちょっと、落ち着こ？」
亮とヤスは大倉の後を追いかけようとして、ヒナに止められた。
「お前らまで何かあったらどうすんねん」
「でも…」
「俺が探してくる。行かせたのは俺や」
「ヒナ、俺も行く」
そう声をあげたのは俺だけじゃなかった。
「…ヨコ」
年上の責任感ていうんかな。
いちばん冷静やったマルに2人を任せて、俺達は探しに行った。
けど、2人を探し出すことはできやんかった。
代わりに見つけたのは
大倉のケータイ。
そのすぐ近くは飛び込みができることで、有名な小さな崖。
それがどういうことを表すのか。
"最悪"の事態を考えた。
洞窟で2人を見つけた時
心の底からホッとした。
「なぁ、すばるくん。大倉とAどうなったと思う？」
あ、何かデジャヴ。
「どうなんやろなぁ」
見つけた時、2人は大事そうに力強くお互い手を握ってた。
それから、話すようにもなったし。
仲直りしたというか…。
「ヤスあかんかったんかな…」
「亮！お前、そんなこと言うなよ！」
直接聞いたわけじゃないけど、なんとなく分かる。
.
.
.
『おーくら！アイス垂れてる！』
「うわっ、やばいやばい！」
まぁ、なんせ
俺らの悩みのタネが減ってよかった。笑
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紗(プロフ) - ジェジュチャミさん» ありがとうございます！ (2018年1月30日 15時) (
レス) id: d2cf8ed97e (このIDを非表示/違反報告)
ジェジュチャミ(プロフ) - 最後までほっこりするようなお話でした！大倉とクリスマスデートしたい…/// (2018年1月30日 14時) (レス) id: 6022172475 (このIDを非表示/違反報告)
紗(プロフ) - 蒼乃碧さん» 蒼乃碧さん、いつもコメントありがとうございました！コメントが届く度いつも嬉しかったです！長々と引っ張ってしまいすみません！また新作も考えてるので、でき次第よろしくお願いします！本当にありがとうございました！ (2017年12月18日 12時) (レス) id: d2cf8ed97e (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - 完結おめでとうございます！そして素敵なおまけも(〃ω〃)ヤスくんの優しさに涙が…夏からクリスマスまでの思い出をありがとうございましたm(__)m (2017年12月17日 23時) (レス) id: d425ec1830 (このIDを非表示/違反報告)
紗(プロフ) - ジェジュチャミさん» 学園！いいですね。キャンジャニちゃんですか！難しいですね…笑 貴重な意見をありがとうございます。次の作品なども色々考えてるので、∞ハウスを最後までお楽しみください^^ (2017年11月21日 23時) (レス) id: 89f655649a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗 | 作成日時：2017年8月3日 10時
