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12.似たもの同士 ページ13
．
｢そう。
俺らみたいに、人のものにあまり干渉せず、執着しないって人は自分を守るための作戦なんですよ。
できるだけ人や物と壁を作って、一生懸命自分のテリトリーを守る。
．
その小さい自分の世界を崩されると全てを失ったように�爐い弔發亮�分�瓩�保てなくなる。
だからきつくきつく、固く自分の世界を守る。
自分が壊れることを恐れてるから。
でも、、
．
自分のテリトリーにあるものだけが絶対だと思っていたけれど、
実は�牾阿寮こΝ瓩砲曚鵑箸紡臉擇覆發里�あるかもしれない。
その可能性に気づいていながら、1歩を踏み出す勇気が出ない。
昔の俺にあなたは似てる気がする。だからなんかほっとけなくて、、、
．
俺らはきっと、似てる。
一緒に外の世界へ出てみる？
出てみなきゃ見えない景色や特別な何かがあったりして？｣
．
そうおどけた顔で言うカンタさん。
彼の言うことはやっぱり小難しくてよくわからない。
だけど、、、、
．
私は頷く。
「……はい。
私、変わりたいんです。」
．
カンタさんが月の光に照らされて優しく笑った。
．
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作者名：michi | 作成日時：2019年1月8日 2時
