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そしてイケメンコンテスト当日。
5人は今までの努力を発揮する日となった。
『じゃあ、みんな頑張ってね』
一ノ瀬「緊張する!」
『みんななら大丈夫だよ。じゃあ私は席でみてるね』
柳「A」
『ん?』
いきなりのハグ。
柳「頑張ってくる」
『頑張ってね、一星くん』
「「えー!」」
5人が向かうとき、
宇治原「いつの間に治ったの?」
一ノ瀬「ってか付き合ってたの?」
他の学校のイケメンたちが集まっている。
『お兄ちゃん、手伝わなくていいの?』
車椅子ではなく歩くため、体力つかう。
風間「今日だけは大丈夫だ」
『さすがレジェンド』
結果。
優勝者の周りには人だかりができていた。
「では皆さん、写真を撮りますので、柳くんを中心に集まってください」
インタビューや写真撮影をしている部屋の端っこのベンチで、私はその姿を眺めていた。
「ではここから、優勝者の柳くんだけのインタビューをさせて頂きます。─」
若林「やっぱ柳くんは凄いね」
宇治原「エースだからな」
『みんなも凄かったよ。お疲れ様』
4人がこちらにやってきた。
一ノ瀬「あー気が楽になった」
神宮「やっと終わった」
『あっそうだ。飲み物買ったから、みんなにあげる』
一ノ瀬「ありがとー」
宇治原「柳くんはまだ渡せそうにないね」
『柳くんに渡しといて』
宇治原「分かった」
風間「お前らここにいたのか」
『お兄ちゃんは何してたの?』
立っている風間を座らせる。
風間「隣の部屋でインタビューだ」
『お兄ちゃんしんどくない?』
風間「あぁ」
一ノ瀬「じゃあ俺らは先に車のところ戻ってるね」
4人は教頭が運転する貸切の車に向かっていった。
『そうだ、池田くんに連絡しとこ』
ソファに座ってメールをうち、人だかりをみる。
風間「良いのか?」
『何が?』
風間「柳、ずっと囲まれたままだぞ」
『お兄ちゃんだってそうだったんでしょ?』
風間「あぁ」
『あっ、もう病院帰る時間だ。行くよ』
手をとって歩く。
建物からでる前、柳のほうをみると向こうもこちらを見ていた。
"おめでとう"
そう口を動かして外に出た。
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作者名:ゆの | 作成日時:2022年6月11日 15時