僕 と キ ミ【 よっぴ〜 】 ページ7
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よっぴ〜 side
寒い。部活帰りの夕方。
『 ごめん、、、待った? 』
よ 「 遅い。 」 ((ペシッ
『 痛っ、叩かなくてもいいじゃん! 』
よ 「 うっせ、帰っぞ 」
『 ん。 』
Aは家が隣の幼馴染。まぁ、腐れ縁ってやつ。
長い帰り道。今朝降って積もった雪が少し溶けてて、息吐けば白く染まり、
空へと消えていく。
『 〜っ、寒っ! 』
よ 「 なんで、あんなに遅かったんだよ 」
『 あー、普通に喋ってた 』
よ 「 おい笑 」
Aは寒そうに、解けたマフラーを直した。
そして、急に、立ち止まる。
よ 「 ? どうかした? 」
『 あの、さ。 』
よ 「 ん? 」
『 鳥ちゃんって、
よ 「 おう、逢紅とは同じサッカー部だし…だからどうした? 」
『 これ、さ、、逢紅くんに渡しといてくれない? 』
ポケットから取り出して、渡されたのは、小さな手紙。
そこには “ 逢紅くんへ ” と、綺麗な字で書かれてる。
“ 俺 ” 宛じゃない。
よ 「 A、まさか 」
『 っ、/// い、いいから! 』
よ 「 …どこに惚れたんだ? 」
Aが口を開いて喋るけど、何も聞こえない。
そんなに思いがあるんだなって思うと、
“ 今まで思い続けていた俺はなんだったんだ ”
涙も出ないし、動けない。
俺は、アイツに負けたんだ。1番そばにいたのに、
まぁ、伝えなかった俺が悪い。
『 …ねぇ、鳥ちゃん 』
と 「 お? 」
『 話…聞いてた? 』
と 「 あー、聞いてた聞いてた 」
『 絶対、聞いてないでしょ!!! 』
俺、やっぱその笑顔が好きだわ。
そんな俺に出来ること。それは
“ ______Aの気持ち、ちゃんと送ること ”
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次の日。
Aの思いを俺が代わりに伝える日。
本当は…なんて、本音は心の奥にしまい込む。
よ 「 おはよ、逢紅 」
ア 「 おはよ、Yさん 」
逢紅から勝手につけられたあだ名 「 Yさん 」
未だに謎。
よ 「 これ、Aから 」
ア 「 Aちゃんから!? 」
A…大丈夫だわ、
逢紅、Aの思いしっかり受け止めてくれてる
いや、諦めたって訳じゃないけどさ、
よ 「 返事してやれよー 」
ア 「 Yさん、、ありがと 」
よ 「 …おう 」
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《 君、幸せになりますように 》
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遊助 / ライオン
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ルア(プロフ) - 鈴花さん» コメ返遅くなってすいません。リクエストに答えてくれてありがとうございました。遅くても大丈夫ですよ!これからも更新頑張ってください! (2019年7月7日 0時) (レス) id: 59f7c30d6f (このIDを非表示/違反報告)
鈴花(プロフ) - ひめさん» ほんとですか!よかったです〜!ありがとうございます!頑張ります! (2019年7月6日 17時) (レス) id: acff60ed90 (このIDを非表示/違反報告)
鈴花(プロフ) - ルアさん» ありがとうございます!リクエスト了解です!もう少しお待ちください〜! (2019年7月6日 17時) (レス) id: acff60ed90 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ - 鈴花さんありがとうございます!!めっちゃ良かったです!!これからも頑張って下さい!! (2019年6月27日 7時) (レス) id: 4df9236e89 (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったです。リクエストを募集してるんですよね?もし、宜しければ死神さんで、夢主ちゃんの誕プレを死神さんが姉と一緒に買いに行って、それを偶然見かけた夢主ちゃんが、浮気していると勘違いしちゃったお話をお願いします!長文失礼しました。 (2019年6月23日 1時) (レス) id: 59f7c30d6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鈴花 | 作成日時:2018年11月24日 12時