ねぇ、好きなんです【実況者】 (ページ31)

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さよなら【show】ページ31

show side
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『ねぇ、showやん？』

s｢んー、何や？｣

俺とAは付き合ってまる4年。
周りからおしどり夫婦なんて呼ばれてて、

付き合い出したのは高校1年。

はよ、結婚すれば？なんて、言われたり。

でも、お互い、今大学で頑張ってるから就職が決まるまでって言うことで

未来も誓い合った。そんな、バカップル。

『わ、たしさ… 』

s｢どないしてん？｣

『婚約者…いるらしいの… 』

s｢え？｣

Aからこぼれた言葉はすぐ理解出来なくて、
意味がわからなかった

s｢もちろん、断ったよな…？｣

『ごめん…無理だった… 』

彼女の目からポロポロと雫が落ちて
俺にはそれを拭うことしかできなくて

『父がね、？急に婚約者がいるって言い出してね、？父さんたちのためにお願いって頼まれた… 』

Aのお父さんは有名な会社の社員さん。
多分、社長の息子と言ったとこだろう、

でも、そーなったら

s｢ A… ｣

『ごめん、showやん、、、ごめんなさい、、』

s｢嘘やろ…っ｣

“ 別れる ”

その一択しか選択肢はなくて。

『私、、ね？あの、婚約者さん、、嫌いなの、、そんな人と、一生一緒なんて…嫌や…

.

けどな、？ほんまにこうするしかないの… 』

これから、思い出たくさん作る予定やん
これから、もっと笑う予定やん

素敵な家庭築く予定やん＿＿＿＿＿＿

でも、神様は許してくれないみたいで

『ごめん、showやん』

s｢嫌や、それ以上言わんといて！｣

『ううん、いわな、、あかんのんよ、、？』

そう、微笑むA。
その笑い方はぎこちなくて、

いつもの可愛らしい君の笑顔じゃなくて、

『ごめん、好きでした、、、

.

((ﾁｭｯ

.

さよなら…っ』

s｢ A！！！｣

走って去る君、
追いかける気力なんてなくて、

s｢嘘やろ…！！！A、A、、、！｣

叫ぶことしかできなくて、

ねぇ、好きだったんなら、なんで、キスなんてしていくん？
嘘つき…

ごめん、。俺、諦めれへんかも。

図々しくてごめんな、

でも、無理なんよ？諦めるなんて、

待っといてくれるか…？

.

.

.

《ねぇ、好きやない。愛しとるんよ》