vsオリックス ページ7
「Aさん、さっき言った言葉に責任を持ってください！」
「サインは書くって言ったけど、直接渡せなんて言われてないもん！」
宮城とAの攻防は今に始まった事ではなかった。ロッカー内で用意された色紙に淡々とサインを書いていったAはそれらを全て宮城に託した。不思議そうにAを見つめた宮城に、同じようにAも宮城を見つめ返す。
「…どうしたの？」
「これ、渡しに行かないんですか？」
「え………俺が？！」
「今ならまだ間に合います！行きましょ！！」
「む、無理無理！お願い大弥、代わりに渡してよ…！」
「Aさんから直接渡された方が喜びますから！」
そうして始まった攻防戦。側で様子を見守っていた佐々木も、どこか呆れた様子で二人を撮影している。騒ぎを聞きつけた山本もやってきて、状況を把握するなり宮城と一緒にAを連れ出した。
「……ほんまに？？」
「……は、はい」
オリックスを代表して杉本が色紙を受け取る。どこか怯えながらも小さく頷いてみせたAに杉本は顔を上げた。
「めっっっちゃ嬉しい！お前ら、A君のサインやで？！」
密かに様子を伺っていた他の選手たちも杉本に群がり我先にと色紙を受け取る。口々に"ありがとうございます！��とお礼を述べられて、Aはテンパりながらも喜ぶ様子を見ていた。
「そーいやA君が皆さんのサイン欲しいって言ってたらしいですよ」
悪い顔をしながらそう告げ口した山本に辺りが静寂に包まれる。その場から一目散に逃げようとしたAの腕を福田が掴んだ。
「サインなら幾らでも書いてあげるで！」
「俺も書こっと」
「俺も書きます！！」
書く気は満々だ。既に余った色紙とペンを取りに戻った宮城は福田に手渡すと��良かったですね��とAに微笑んだ。
「俺も書いてあげるでA君」
「由伸さんの事だから顔に書いてきそうですね」
「お、ええやんそれ。書いてあげよーか？」
「イヤです！普通に由伸さんのサインが欲しいです……だめですか？」
捨てられた仔犬のような目で見上げられ、断れる人物は果たしているのだろうか。言葉を詰まらせつつも��ええよ��と了承した山本は、沢山のサインで埋め尽くされた色紙に大きく自身のサインを書いた。
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名無しの作兵衛(プロフ) - ゆうさん» そういえば帽子でしたね💦忘れてました！ありがとうございます (4月5日 6時) (
レス) id: 8a20bca9f6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 細かいことすみません💦💦守備の時はヘルメット被らないんですよ！！細かくってごめんなさい🙇🏻♀️🙇🏻♀️ (4月5日 0時) (レス) @page11 id: b3677bafaa (このIDを非表示/違反報告)
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