第陸話 ページ8
同日、夜
何もすることがなく、退屈であり体も鈍ってきたため
産屋敷殿の許可を得て庭で鍛錬を行うことにした
私の愛用している片断ちバサミは置いてきてしまったし
折角なので“刀”を使うこととした
「こんな夜更けになるまで鍛錬をしているとは」
『富岡か‥‥‥刀はどうも慣れん、だからこそ体に剣術を叩き込む必要がある
もしもの時のためにな』
「‥‥‥‥この刀((『あまり見るなよ、連れていかれるぞ』
そんなにもこの刀が珍しいのか、あまりにも顔を近づけるため忠告をした
彼は何を言っているんだ、そんな表情をしている
『これは“死者をも殺すことができる”刀だ、この刀で葬られた罪人は皆地獄へ連れてかれる らしい』
「何故そんな力が」
『これは特別な刀だ‥‥‥‥これは私の骨と血と肉で作り上げたからな』
雪のように白く、水のように透き通った美しい刀
その刀の元となったのが人の血肉とは思ってもいなかったのだろう
「まさかその腕が‥‥‥‥しかし何故そこまでする必要がある」
『この腕は掟を破った罰で切り落とされただけだ‥‥‥‥さて、この話は終いだ
そして他言無用だ、いいな』
それだけ言って、鍛錬を終わらせた
富岡は何か言いたげだが、そんなものどうでもいい
今は誰とも話したくない
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カナキリ - なんトォ〜〜↑鬼滅と獄都だとぉ↑すごく面白かったです。女子力の塊で笑ってしまいましたww続き頑張ってください! (2020年3月26日 10時) (レス) id: b7cbb1afdf (このIDを非表示/違反報告)
ネコバス(プロフ) - 0038さん» コメントありがとうございます。面白いと言ってくれてとても嬉しいです。とても励みになります、これからも更新頑張ります。ありがとうございます。 (2019年10月7日 19時) (レス) id: 2bdbc08e3c (このIDを非表示/違反報告)
0038 - コメント失礼します!鬼滅×獄都見つけた時に神様!!ってなりました!!ほんと最高ですありがとうございます!!お話もとても面白いです!季節の変わり目ですので、お体に気をつけてくださいね。更新楽しみにしております! (2019年10月7日 16時) (レス) id: 6621738377 (このIDを非表示/違反報告)
ネコバス(プロフ) - みふゆさん» コメントありがとうございます。コメントが来た時、歓喜のあまり変な声が出ていました。私の小説を読んでくださりありがとうございます。これからも更新頑張っていきたいです。 (2019年10月4日 8時) (レス) id: 2bdbc08e3c (このIDを非表示/違反報告)
みふゆ - 鬼滅×獄都がまさか拝めるとは思ってなかったので見つけたとき歓喜で小躍りしました…!!これからも更新頑張ってください…!!陰ながら応援させていただきます…!! (2019年10月4日 4時) (レス) id: 950f4c5674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコバス | 作成日時:2019年9月30日 20時