第弐話 ページ4
場の空気が変わった、女性からはっきりと殺気が感じられる
『待て、何故私が鬼だと?』
「そうじゃなかったら何だというのです?その目、そして気配、雰囲気から
人間とは思えません」
その瞬間、女性は私の目の前まで距離を詰め切りかかってきた
致命傷は避けたが腕に切り傷を負った
暫く互いに動きはなかったが、何故か女性は怪訝そうにしている
「あら?貴女毒がきかないのね」
『毒?‥‥‥‥すまないが毒には耐性があるのでな‥‥‥‥私の同僚のせいだが』
「それにしても、反撃してこないんですね。いいんですか?もうすぐ夜が明けますよ?」
『?夜が明けるからなんだ?‥‥‥‥それに、生者に手を出すのは御法度、反撃しないんじゃ なく、出来ないだけだ』
この言葉でようやく、女性から殺気が消えた
「生者?」
『そうだ』
お互い、というか主に女性の頭にハテナが浮かんでいた
そうしているうちに夜が明ける、私がいる辺りも日で照らされる
「‥‥‥‥何も起こらない‥‥‥‥!」
『逆に何か起こるのか?その鬼というのは』
《伝令!伝令!胡蝶シノブ!!ソノ女ヲ本部へ連レ帰ルベシ!!》
何処からともなく烏が現れ、何度も同じことを繰り返し叫んでいる
「‥‥‥‥と、いう訳なので私についてきてくれませんか?」
明らかに“付いてこい”と目で訴えている
『あ、ああ‥‥‥‥分かった』
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カナキリ - なんトォ〜〜↑鬼滅と獄都だとぉ↑すごく面白かったです。女子力の塊で笑ってしまいましたww続き頑張ってください! (2020年3月26日 10時) (レス) id: b7cbb1afdf (このIDを非表示/違反報告)
ネコバス(プロフ) - 0038さん» コメントありがとうございます。面白いと言ってくれてとても嬉しいです。とても励みになります、これからも更新頑張ります。ありがとうございます。 (2019年10月7日 19時) (レス) id: 2bdbc08e3c (このIDを非表示/違反報告)
0038 - コメント失礼します!鬼滅×獄都見つけた時に神様!!ってなりました!!ほんと最高ですありがとうございます!!お話もとても面白いです!季節の変わり目ですので、お体に気をつけてくださいね。更新楽しみにしております! (2019年10月7日 16時) (レス) id: 6621738377 (このIDを非表示/違反報告)
ネコバス(プロフ) - みふゆさん» コメントありがとうございます。コメントが来た時、歓喜のあまり変な声が出ていました。私の小説を読んでくださりありがとうございます。これからも更新頑張っていきたいです。 (2019年10月4日 8時) (レス) id: 2bdbc08e3c (このIDを非表示/違反報告)
みふゆ - 鬼滅×獄都がまさか拝めるとは思ってなかったので見つけたとき歓喜で小躍りしました…!!これからも更新頑張ってください…!!陰ながら応援させていただきます…!! (2019年10月4日 4時) (レス) id: 950f4c5674 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコバス | 作成日時:2019年9月30日 20時