←Happy memories…? ページ7
*
頭が熱かった。
冷えた床に張り付いているのに。
頬には無数の線が引かれ、表情筋を動かすと皮が突っ張った。
*
*
*
酔って眠ってしまった俺は何度か目を覚ましていた。
映画を楽しむ裕翔の背中を見て、目を閉じてを繰り返した。
チャリン、
洋銀がぶつかり合う音でまた意識が浮上し、映画を見ていた裕翔を目で探したが、姿は無く、テレビは消されていたので、部屋をぐるっと見回すと、玄関へと続く廊下を歩く裕翔を見つけた。
「ゆ、…と」
呼び止めようと名前を呼んだが、掠れていた。得意では無いとはいえ、強くない酒を飲んだはずなのに、声が出ない。
気付かれないまま、裕翔はサンダルを引っかけ、玄関を開けた。
財布を持っていったようだし、煙草とライターも定位置に無い。一服でもしに行ったのだと、結論付けてまた重たい瞼が自動的に下りるのを待った。さっきの会話を思い出しながら。
「例えばさ、俺が居なくなったとするじゃん。
は?なに、居なくなるの。
いや、例えばだって。
裕翔が、居なくなったら。
そうそう。見つからないくらい、遠いとこに行ったらどうする?」
…
ほんとの答えは…
「俺も…死ぬ、かな。」
─────────────────
涼介さん目線終了です!!(多分)
まだ続きます!
お気に入り登録して、通知をお待ち下さい!
m(_ _)m
105人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
匿名 - 受験生がんばれ! (2019年6月15日 15時) (レス) id: 4ed895b44d (このIDを非表示/違反報告)
李弥(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます…!!頑張りますm(*_ _)m (2019年3月14日 11時) (レス) id: 8afa434797 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - ゆとやまの日常萌えます、、!!!応援してますので、更新頑張ってください!!! (2019年3月14日 4時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:李弥 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2019年3月12日 22時