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「ゾンビ映画もうないよ〜。何にする？和製ホラーはやだよ。」
「そしたらアニメとか？ほのぼの系とか」
「んー…じゃあこれ！絵が可愛い。」
「花丸…？まぁいいや、じゃあこれで決まりね」
支払いをしようとレジに向かうといつもの店員がぎこちない、貼っ付けたような笑顔で対応をしてくれた。
そんなに頻繁に同じ人だなんて、働き過ぎではないかと少し心配になった。
帰り道。酒屋に寄って何本かお酒を追加して帰宅すると、部屋は少し、いやかなり散らかっていた。
借りてきたDVDをかけながら、リビングをある程度片付け、まだまだ日が高いが乾杯した。
「ねぇ、例えばさ、」
「え？また例え話？」
暫くして入れた、ほのぼのしたアニメは、大好きな持ち主が亡くなるときに力になれなかったモノが付喪神になってその歴史とどう向き合うか、といった話。(ざっくり)
「そう、
例えば、俺が既にこの世にいなくて、涼介はその事実を変える力があるとする。」
「…、」
「でも変えたら、周りにたくさんの犠牲が出る。
…そしたら、涼介はどうする？」
また、表情が読めない。本気で言ってるのか、茶化すつもりなのか。何故か、無性に腹が立った。
「…なんで、」
「え…？」
「なんで、そういう悲しいことばっかり言うの！」
涼介は堪らず自室に飛び込んだ。飲んでいた酒の空き缶を蹴飛ばしたような気がする。
ベッドに潜り込むと目頭がカッと熱くなり、涙が溢れた。
部屋の向こうでは、カツンと転がった缶を机に置き直す音が聞こえ、暫く何も聞こえなくなった。
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匿名 - 受験生がんばれ！ (2019年6月15日 15時) (
レス) id: 4ed895b44d (このIDを非表示/違反報告)
李弥(プロフ) - JUMPLOVEさん» ありがとうございます…！！頑張りますm(*_ _)m (2019年3月14日 11時) (レス) id: 8afa434797 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - ゆとやまの日常萌えます、、！！！応援してますので、更新頑張ってください！！！ (2019年3月14日 4時) (レス) id: f4e667ae46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：李弥 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時：2019年3月12日 22時
