1話 ページ2
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「あっおいコラ帰蝶！そんなとこで寝るな！風邪ひくだろ！」
『مساء الخيرzzz...』
「何語なんだそれは！早く起きろ！」
とある海軍基地の廊下にて目撃されているこのやり取りは、言わば日常茶飯事のこと。
周りにいる海兵達も「またか〜」なんて言って笑ってる。
廊下で眠っているこの女の名前は、帰蝶。
実力はあるはずなのに普段のやる気が全くない事で有名である。
眠ることと食べることが大好きで、よく食堂のおばちゃんにデザートをまけてもらってる様子や、廊下で眠ってる様子が見られるらしい。
...ああ、有名と言えばもうひとつ。
「帰蝶はおるか！」
「ガ、ガープ中将！」
『Zzz...』
「えっと...み、見ての通りでして...」
「んん？がっはっはっはっはっ！まあーたこんな所で寝とるんか！」
「わ、笑い事じゃないですよ！全然起きてくれないんです！」
「うん？どれどれ...ほら帰蝶！早う起きんか！じいちゃんだぞ！」
『......んぐ...ん！？あっじいちゃん！？』
ガバッと飛び起きる帰蝶。そう、実は彼女、血の繋がりこそなけれど海軍の英雄ガープの孫であったのだ。
両者詳しく語ることはない為、周りは繋がっていると勘違いしているが。
『え、なんでここにいんの？』
「やっと起きたか！お前さんに稽古を付けにきたんじゃ！」
『ええ...』
顔にでかでかと不満ですと書かれている。そのわかり易さに苦笑いを浮かべる周囲。
「ええ〜じゃないわい！全くお前は！いつになったら昇進するんじゃ！」
『別にいいよ昇進しなくても...ずっとここで一等兵として過ごしてく予定だから。』
「まだそんなことを言っとるのか！大体お前はやれば出来るのに何故やらん！やる気を出せ！」
『前世から患ってる病気が』
「またそんなふざけたことを言いおって！ほら来い！特訓じゃ！」
『ああああ私のおやつタイム！！』
ズルズルと首根っこを持たれて引きずられて行く帰蝶。
周りの海兵はそんな帰蝶に合掌しながら、そういえばもう帰蝶のおやつタイムの頃かと思い出す。
「頑張れよ〜帰蝶〜！」
「おやつ取っといてやるからなー！」
『ほんと？！ありがとう大好き愛してる！！お前ら結婚しようぜ！！』
海兵の取っといてやるの一言で顔が明るくなる帰蝶。
今日の訓練は真面目にやろうと、心の中で呟いた。
(単純)
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M - コメント失礼します。続きが見たいので2のパスワードを教えて貰えないでしょうか？ (3月6日 16時) (
レス) @page50 id: dc8735656f (このIDを非表示/違反報告)
K - コメント失礼します！とても面白かったです！良ければ2のパスワード教えていただきたいです！ (12月22日 15時) (レス) @page50 id: 72cde9175f (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - コメント失礼します！作品とても面白かったです！良ければ2のパスワードを教えていただきたいです！ (11月25日 23時) (レス) id: bd3aa5ba98 (このIDを非表示/違反報告)
Luna8k01(プロフ) - パスワード知りたいです。 (11月22日 8時) (レス) id: e4d0dacaf3 (このIDを非表示/違反報告)
兎月 - 初コメ失礼します！作品すっごく面白かったです！もっと見たいので2のパスワード教えてもらってもいいですか？お願いします！ (7月8日 23時) (レス) @page50 id: 2134e8433d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいしいくじら
| 作成日時：2020年3月24日 13時
