【鬼滅の刃】継子を探していただけなのに【名探偵コナン】 (ページ41)

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40話ページ41

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「遊ぼウ遊ボう遊ボウあソボウアアソアソボウアソボウアソボウアソボウ」

「っ...」

ぐにゃり。子供鬼の首が有り得ない角度で曲がっていき、バキバキバキっという音を立てて一回転した。折れた骨が皮膚を突き破って血飛沫を上げている。目の前の子供鬼はそれでも尚、狂ったように遊ぼう遊ぼうとこちらを見つめて言っている。そのあまりの光景に諸伏は戦慄した。

『遊ぶ前に、子供達は無事？』

「アソボウ」

『意思疎通は無理か』

「アソボウ」

『なら先に死んでもらおうかな』

「アソボ...っ！？」

「！！」

意思疎通は不可能だと判断した途端、即座に目の前の鬼の首を斬り落とすA。あまりの速さに目視が出来なかった。諸伏は地面に落ちた鬼の首を見て、そして刀についた血を振るって落とすAに視線を向けた。圧倒的強さに、目の前がチカチカと光る錯覚を覚えた。

『行きましょうか』

「...ど、こに？」

『子供達のいる場所へ』

「わかるのですか？」

『気配で』

あの問答は意味がなかったということだ。いや、彼女にとっては意味のあるものだったが。もし意思疎通が可能であり、かつ子供達の居場所を吐いたのであれば慈悲を持って殺してやろうと思っていたのだ。残念ながらそれは叶わなかったが。

『きっとこの先に本命の鬼がいます。』

「...まさか、先程の鬼1匹ではないと？」

『あれはあまりにも弱すぎる。』

「なんと...」

あんなに禍々しい空気を放っていた鬼を弱いと蹴飛ばすAに、驚愕の顔を浮かべる諸伏。正直いって彼女が規格外過ぎるものであり、あの鬼は中堅レベルには強かった。やはり柱というものは一般人と感覚が違うらしい。面倒くさいから早く十二鬼月出してくれないかななんて考えるほどには。

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