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『失礼します...』
ハーツラビュルでお茶会が始まってから十数分後、オンボロ寮の監督生とグリムがひょっこりと姿を表す。
グリムは並んだケーキを見るや否や、ものすごい速さで飛び出して行った。
リドル「監督生！」
『先輩、こんにちは。』
リドル「ああ、急に招待してすまなかったね。」
『いえ...』
相変わらず監督生はふわふわしている。
そんなところも含めて愛おしいと、ハートの女王は目を細めて彼女を見やる。
トレイ「お、監督生じゃないか。昨日ぶりだな。」
『トレイ先輩...昨日ぶり、ですね。』
トレイ「今日は監督生が来るって聞いたから腕によりをかけて作ったんだ。沢山食べてってくれ。」
『ありがとうごさいます。』
さりげなくスキンシップを取るあたり、この男できる。
周りの嫉妬の視線も何処吹く風で受け流し、監督生の頭を気が済むまで撫でたトレイは額にチュッと軽く口付けを落とし、新しいタルトを運ぶために厨房へと向かっていった。
リドル「！！？！？」
エース「はあ！？」
デュース「な、なななななななななにを...！！！？」
それを間近で目撃したリドルは顔を真っ赤にし嫉妬の意を表し、エーデュースコンビはなにが起こったのか理解ができないままだった。
監督生はと言うと、こんなスキンシップはトレイと一緒にいると良く起こることなのでさして気にした様子はない。
いや危機感大丈夫か。
周りが嫉妬と混乱でザワザワと騒ぎ出した中(主にリドルとエーデュースであるが)、そんな監督生に近づく影が1つ...
ケイト「Aちゃーん！」
『ん...？あ、ケイト先輩。こんにちは。』
ケイト「はーいこんにちは！」
『1週間ぶり、ですね？』
ケイト「そうだねー！けーくんに会えなくて寂しかったー？」
からかい口調でケイトは監督生を茶化す。
だがそんな彼の瞳は、ドロドロとした熱を潜ませている。
『うん...？少し...？』
ケイト「！！......はは、Aちゃんにはやっぱ叶わないな〜？」
『？』
全くもってなんのことかわからない。
監督生が頭にはてなマークを浮かべたと同時に、ケイトは監督生との距離を詰める。
＿＿＿チュッ...
『...？！』
ケイト「ふふ、おでこはトレイくんに取られちゃったみたいだから、けーくんはほっぺね♡」
『...？...？？？？』
意味がわからない。
監督生はスペース監督生になった。
(スペース監督生)
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ルヤン - あの、杖より先に脚が出る系魔法使いのパスワードって何ですか？ (2023年1月26日 20時) (
レス) id: 42d6a2c711 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 一気見しました〜！イグニに親近感しか沸きません…(オタク) (2021年5月16日 0時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
Maple - うわぁ、夜明けの本音のお話だけシリアスになってる。。。え、監督生ちゃん病気だったんだ。。。聞き耳を立てていた生徒がだれなのか気になります！ (2021年3月11日 4時) (レス) id: 0baa0f9de6 (このIDを非表示/違反報告)
零夜(プロフ) - すれ違い通信wwww◯DSのアレっすかww (2020年12月22日 11時) (レス) id: be63cd896a (このIDを非表示/違反報告)
いぶき@ジャミル強火担 - おいしいくじらさん» いえいえ！！知らなかったら……と思っただけですので……私自身は気にしませんので大丈夫です(*^^*) (2020年10月22日 20時) (レス) id: b9c0dcb28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいしいくじら
| 作成日時：2020年7月25日 4時
