〃 ページ26
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この時の監督生は疲れていた。
それもそうだろう。
いつも時間軸の合わないふわふわとした少女が、今日はずっと気を張り続けていたのだ。
だから仕方なかった。
風が吹いたと同時にストールが取れたことに、反応が遅れてしまったことは。
フロイド「...は？」
ジェイド「...おやおや」
彼らの色違いな瞳が限界まで見開かれる。
彼女の首筋に残る跡を見つけたフロイドは、地を這うような低い声を出す。
１泊遅れて気がついたジェイドも少し低めな声音で笑った。目は全く笑っていないが。
フロイド「...クラゲちゃ〜ん」
『...はい...』
ジェイド「...少し僕らに着いてきてもらえませんか？」
監督生は断りたかった。
飛んで行ったストールを追いかけたかったのである。
だが監督生の本能がこの2人に逆らっては行けないと訴えかけるので、仕方なく頷いた。
こんな時まで監督生はニブチンな呑気野郎である。
·
·
＿＿＿＿ドサッ
ところ変わってここはモストロラウンジVIPルーム。
監督生はウツボの兄弟とタコの人魚にソファに押し倒されていた。
『あ、の...？』
アズール「...監督生さん」
『...はい...』
アズール「その首筋と項についた赤い跡...どういうことか、説明して貰えますか？」
『...！』
フロイド「ストールで必死に隠してたみたいだけとさぁ...。
クラゲちゃんの肌に別の男がつけた跡あるとか＿＿＿すっげぇムカつく。」
ジェイド「今回ばかりは僕もフロイドと同意見ですねぇ...」
『えっと...これは、昨日色々、あって...』
監督生の言葉にアズール達3人は目を細める。
アズール「色々、ねえ...」
フロイド「......あーっ♡いいこと思いついた♡」
『...？』
フロイド「俺らもクラゲちゃんに同じことしちゃえばいーんじゃん♡」
『...え』
ジェイド「おやおや、それは名案ですねぇ」
アズール「おや、たまにはいいこと言うじゃないですかフロイド。」
フロイド「でしょー？
...んふふ、クラゲちゃん逃げようとしても無ー駄♡」
監督生はここにいてはいけないと本能が訴えるので、逃げ出そうとソファから腰を浮かせた。
が、それはいち早く気づいたフロイドに妨害される。
フロイド「ね、クラゲちゃん...俺らのこと...受け止めてくれるよね？」
彼らの瞳が、ドロリと歪んだ。
(まずい。)
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ルヤン - あの、杖より先に脚が出る系魔法使いのパスワードって何ですか？ (2023年1月26日 20時) (
レス) id: 42d6a2c711 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 一気見しました〜！イグニに親近感しか沸きません…(オタク) (2021年5月16日 0時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
Maple - うわぁ、夜明けの本音のお話だけシリアスになってる。。。え、監督生ちゃん病気だったんだ。。。聞き耳を立てていた生徒がだれなのか気になります！ (2021年3月11日 4時) (レス) id: 0baa0f9de6 (このIDを非表示/違反報告)
零夜(プロフ) - すれ違い通信wwww◯DSのアレっすかww (2020年12月22日 11時) (レス) id: be63cd896a (このIDを非表示/違反報告)
いぶき@ジャミル強火担 - おいしいくじらさん» いえいえ！！知らなかったら……と思っただけですので……私自身は気にしませんので大丈夫です(*^^*) (2020年10月22日 20時) (レス) id: b9c0dcb28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいしいくじら
| 作成日時：2020年7月25日 4時
