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ポロン...と、監督生が最後の音を弾き終わる。
瞬間、割れんばかりの歓声と拍手が送られる。
びくっ！と肩を揺らした監督生は、また1つお辞儀をしてピアノの傍を離れる。
アンコールがやかましかったが監督生は再びふわふわとアズールの傍へ歩いてくると、頭を軽く下げる。
『あの、ピアノ...貸してくれてありがとうございました』
アズール「え、ええ。素晴らしい演奏でしたよ。」
ジェイド「ええ、それはもう本当に」
フロイド「クラゲちゃんすげえ〜♡」
『...ピアノが、いい音、出してくれたから...』
「「「...っ！？」」」
今、監督生が、笑った...？
ふわりと一瞬だけ微笑みを浮かべる監督生に、息を呑む周り。
「「「〜〜っ...」」」
監督生の笑顔を間近で見た3人は、柄にもなく顔を真っ赤に染める。
監督生は相変わらず眠たそうな顔で、頭にはてなマークを浮かべているが。
ジャック「...監督生」
『あ、ジャック。今行くね』
監督生は若干頬を赤く染めたジャックの方へと歩いていく。
アズール達の心臓はまだバクバクと激しい音を立てたままで、しばらく収まる様子は無かった。
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『...正直、アーシェングロット先輩は間違ったことはしてないし』
アズール「へ？」
営業後のVIPルームにて、監督生に言われた言葉にアズールは度肝を抜かれる。
契約についての話をしている最中、狼の獣人の彼がまた噛み付いてきたが彼女は特に何を否定するでもない、だから「貴方はどうお思いなんです？」と聞いてしまった。
すると上記の答えが帰ってきたのだ。
これには狼の彼も、後ろの双子も目を瞬かせている。
『道徳的に言うならどうかな、とは思うけど...。
正直、秘密保持は契約者としては、当たり前だし。
言ってることは、全部正しい。本人が、自分の意思で結んだ契約なら、ちゃんとその人が最後まで責任持てないのもどうかな...って思う』
「「「！！」」」
特に表情を変えるでもなく、ぼけっとしながらそんなことを言い放つ。
初めてだった。自分の契約を否定しない人間に会ったのは。
言うなれば、きっとあの時からアズールは彼女に惚れていたのだろう。
出会ってまもない自分を庇護する訳でもなく、何一つ偽りのない肯定をもらえたあの時から。
アズール「ふふ...逃がしはしませんよ、僕は番に対しては粘着質なんですから。」
(番認定されてる監督生)
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ルヤン - あの、杖より先に脚が出る系魔法使いのパスワードって何ですか？ (2023年1月26日 20時) (
レス) id: 42d6a2c711 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 一気見しました〜！イグニに親近感しか沸きません…(オタク) (2021年5月16日 0時) (レス) id: d04a74515a (このIDを非表示/違反報告)
Maple - うわぁ、夜明けの本音のお話だけシリアスになってる。。。え、監督生ちゃん病気だったんだ。。。聞き耳を立てていた生徒がだれなのか気になります！ (2021年3月11日 4時) (レス) id: 0baa0f9de6 (このIDを非表示/違反報告)
零夜(プロフ) - すれ違い通信wwww◯DSのアレっすかww (2020年12月22日 11時) (レス) id: be63cd896a (このIDを非表示/違反報告)
いぶき@ジャミル強火担 - おいしいくじらさん» いえいえ！！知らなかったら……と思っただけですので……私自身は気にしませんので大丈夫です(*^^*) (2020年10月22日 20時) (レス) id: b9c0dcb28b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おいしいくじら
| 作成日時：2020年7月25日 4時
