鬼滅の刃に転生して救済して死んだら、バレー世界の人気キャラになっていた件について【鬼滅の刃×ハイキュー】

プロローグ ページ2

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男子バレー部合同合宿にて＿＿





「なあなあぼっくん！鬼滅の刃今週の読んだか！？」


「まだ読んでねぇ！」


「早う読んでや！」





稲荷崎高校2年、宮侑と梟谷高校3年木兎光太郎。

合宿の夜、この2人が盛り上がっている話の内容は、少年ジャ○プ掲載作品［鬼滅の刃］。


あまりの2人の盛り上がりように、周りの人達もなんだなんだと視線を送る。






「？あいつら何盛り上がって話しとんのや？」

「あ、北さん。お疲れ様です！」

「お疲れ治。」

「あーあれですね、今人気爆発の漫画、［鬼滅の刃］の話で盛り上がっとるみたいで。」

「...？きめつのやいば...？」




不思議そうに首を傾げる北に、侑が目ざとく飛びつく。





「北さん鬼滅の刃知らんのですか！」

「知らんなぁ」

「これ！良かったら読んでみてください！」

「...？」




興奮した様子の侑から彼が受け取ったのは、鬼滅の刃と表紙にでかでかと書かれた1冊の漫画だった。




「これ！ほんとにストーリーがおもろくて！北さんも絶対ハマると思うんで！」





興奮しすぎて侑の鼻息がふんすふんすと音を立てている。






「とりあえず落ち着けよ、お前」





侑が同じチームの角名倫太郎に宥められるのを横目に、北信介はその手の中にある漫画を、なんとなしに開いた。





＿＿それが、全校を巻き込むとんでもない沼の始まりだとも知らずに。

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