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1話 ページ3

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____ここはホグワーツ魔法魔術学校
















「ダンブルドア校長!」








___バタン!!



そんな音を立てて校長室に慌ただしく入ってきたのは、校医のマダム・ポンフリー。


対して、そんな彼女を迎え入れるはホグワーツ魔法魔術学校校長、アルバス・ダンブルドア。


静かに問う彼に、マダム・ポンフリーは震える口を開く。









「大変です、大広間に突然血濡れた瀕死の少女が現れました...!」


「なんじゃと!?」






ダンブルドアは両目を見開いた。

そしてマダム・ポンフリーの後に続いて大急ぎで大広間へ向かったのであった。


















****************











『...ん...』






パチリ。

目を開くと視界いっぱいに入り込んでくる光に、思わず顔を顰めた。






『......ここ、は...?』






随分と掠れた声が出た。どれだけの間眠っていたのだろうか。









『...』






胸に手を当てると、トクントクンと規則正しい心音が聞こえてくる。





それに対して無意識に眉が寄る。


おかしい、何故生きている?

私はあの時クソ野郎に吸収されて死んだはずなのに。


カナヲと伊之助君が頸を切って、糞野郎が消滅するところまで見届けたはずなのに。





『なんで...』







ポツリと、小さく呟いたその時だった。







___ガラっ







『!』


「!!!」






音を立てて部屋に入ってきた女の人と、パチリと目が合う。

女の人は目を見開いて、口をパクパクとさせながらこちらを凝視している。






『...あの、』


「気がついたんですね!」


『......治療は、貴女が...』


「はい、目が覚めて良かったです!」








目の前の白衣を身につけた女性は、マダム・ポンフリーと名乗った。

曰く、2週間程前にこの学校...学び舎(?)の大広間に、瀕死の状態の私が突如現れたらしい。


それから適切な処置を行って、今に至るという。









『...』




ホグワーツ...、魔法...?

聞きなれない言葉に目を白黒とさせていると、再びガチャリと扉の開く音が聞こえてきた。













(瀕死)

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ワサビって美味しいよね - ハリポタの二次創作って興味なかったからこれまで触れてこなかったけどでもこの作品に触れて他のも面白そうだなって感じた!意識の変化を促すような作品作ってくれてありがとうございました! (3月21日 15時) (レス) @page22 id: 98e195d485 (このIDを非表示/違反報告)
ああや - 鬼滅の刃、ハリー・ポッターどっちも大好きです!!私、時透無一郎好きなので、無一郎の成り代わり✕ハリー・ポッターも作ってほしいです!♡ (7月29日 16時) (レス) @page2 id: b434511ad8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し84222号(プロフ) - うわぁ、、見事にアタスの心を射抜かれました、、、続きってありますかね?あったら嬉しいです! (7月27日 11時) (レス) @page22 id: 47495115b9 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅 - すっごい続きが気になります! (2023年3月10日 19時) (レス) @page21 id: ba2b3def77 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 続きが気になる… (2023年2月15日 19時) (レス) id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おいしいくじら | 作成日時:2020年10月26日 5時

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