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17話 ページ19

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「Mr.スネイプ、感心しないなぁ。グリフィンドールだなんて野蛮な奴らと付き合ってるだなんて。」






昨日忠告したことをもう忘れてしまったのかい?と。スリザリンの制服を身にまとった嫌味な男は態とらしく肩を竦めた。





「ぁ...の、」





彼の言葉にスネイプはピュッと顔を真っ青にし、冷や汗をかいて視線を泳がす。
明らかに彼に脅えた様子のスネイプに、リリーはキッと目の前の男を睨みつけた。




「あら、私の大切な友人に何か文句があって?」


「...」



リリーの言葉に、まるで今まで視界にすら入っていなかったというふうにスリザリンの男は振り返る。






「...なんだ、マグルが馴れ馴れしく話しかけてくれるな」


「野蛮なグリフィンドールめ」


「身の程をわきまえろ」


「あら、ご安心なさって。
今のどこをどう馴れ馴れしく捉えたのかはわからないけど、貴方達みたいな意地の悪い人とは馴れ合うつもりなんて一切ないわよ。」


「なっ...!」





リリーはハンっと鼻で笑い飛ばしそう言った。

バカにされたことにより、顔を茹でダコのように真っ赤に染め上げたスリザリン。
わなわなと肩を振るわせ、ギッとリリーを睨みつけた。







「言わせておけば...このっ


____"穢れた血"め!!」








「「...!」」



『...。』






おや、穏やかではありませんねぇ。シノブはぬるくなった食後のティーを口に含みながら静かに成り行きを見守る。

だがしかしそれが行けなかったのか。彼らの怒りの矛先は優雅にティーを飲んでいるシノブにも向いたのである。




「君も何とか言ってみたらどうだい?"穢れた血"仲間の彼女が悲しんでるぞ!?」


『あらあら、血気盛んな坊やですねえ。元気があってよろしい。』


「っ...!!」





暖簾に腕押し。幾ら煽ろうとも全く意に介さずな様子のシノブに、更にプライドを傷つけられた坊ちゃん達は顔を真っ赤に染め上げた。









(優雅な午後ティー)

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ワサビって美味しいよね - ハリポタの二次創作って興味なかったからこれまで触れてこなかったけどでもこの作品に触れて他のも面白そうだなって感じた!意識の変化を促すような作品作ってくれてありがとうございました! (3月21日 15時) (レス) @page22 id: 98e195d485 (このIDを非表示/違反報告)
ああや - 鬼滅の刃、ハリー・ポッターどっちも大好きです!!私、時透無一郎好きなので、無一郎の成り代わり✕ハリー・ポッターも作ってほしいです!♡ (7月29日 16時) (レス) @page2 id: b434511ad8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し84222号(プロフ) - うわぁ、、見事にアタスの心を射抜かれました、、、続きってありますかね?あったら嬉しいです! (7月27日 11時) (レス) @page22 id: 47495115b9 (このIDを非表示/違反報告)
よもぎ餅 - すっごい続きが気になります! (2023年3月10日 19時) (レス) @page21 id: ba2b3def77 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 続きが気になる… (2023年2月15日 19時) (レス) id: 01548bf821 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おいしいくじら | 作成日時:2020年10月26日 5時

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