レイブンクローにはやたら物騒な蝶がいる【親世代】

9話 ページ11

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「っあ、その、僕も、ごめんなさい...。3人に、失礼なことしちゃって...」







次に口を開いたのはオドオドと泣きそうになっていたピーターである。

リーマスが謝罪を終えた後、ピーターは驚くことに自ら前へ進み出てきた。


そしてリーマス同様、座席に腰掛ける彼らに深く頭を下げた。







『ふふ、私は別に構いませんよ。』


「...貴方も巻き込まれただけでしょう。別にいいわよ。」


「...リリーが、そう言うなら」







ピーターは3人の返答にホッとした顔を見せ、「ありがとう...」と呟きリーマスの隣に戻った。






前方でポカンとしたままフリーズしている2人組のことは視界に入っていないのか、しのぶはニコニコとリリーとスネイプに声をかける。












『リリー、スネイプさん。私達もそろそろローブに着替えた方がいいですね。』


「っえ？あ、ああ！そうね！」


「あ、じゃあ僕は隣の外に出てるから...」


『あら、お先いいんですか？』


「ああ。」


『ありがとうございます。』









ポツネン...。

ぼけっと突っ立っている4人組を置いて、さっさと話を進めるしのぶ。


ジェームズとシリウスに至っては放っておいても勝手に寄ってくる女性にここまでスルーされることなど無かった為、どうすればいいのかオロオロとしている。



そんな彼らに視線を向けたしのぶは一言。















『あら、まだいらっしゃったんです？いい加減邪魔ですからさっさと出ていってくださいな。』













ズギャン。


この一言である。










ジェームズとシリウスは泣いた。

だってこんな笑顔でニコニコしながら毒吐かれたことないんだもん...ママァ...。





今まで甘やかされてきた坊ちゃん達はメンタルしらすであった。南無三。














(メンタルしらす)

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