君が夢をみれますように (ページ13)

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SY｢ジェノや、そんなにAが心配？｣

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あぁ、やっぱり、
こうして、俺は人に後悔をするんだろうか…

心臓がキュッと縮まるこの痛み

いつかは忘れるのだろうか。

どうしてこんなに傷つけてしまうんだろう。

彼女の夜はすごく暗いだろうに。

どうにかしてそんな闇を払ってあげたくなる。
俺が太陽のように照らしてあげたくなる。

JN｢…心配だよ。だから探しに行く。｣

ソヨンは下を向いて髪の毛で横顔を隠した。

ちょうどその時、窓から差し込む太陽の光がソヨンと重なって皆既日食みたいに彼女の表情を食べてしまった。

純粋なままなんだ。

俺らはいつ穢れたって言われるんだろう。

いつだって、同じように血が流れるっていうのに

JN｢ねぇ、一緒に行こう｣

SY｢っ、バカなの？行けるわけないじゃん！！｣

JN｢だからだよ。やり直そう。みんなで｣

SY｢…あのね、ジェノ

私はそこまで優しい人じゃない、
優しいフリしてるだけなのっ、！！！
偽善者なの！！！

人の優しさを食べて、食べて、自分を生かしてきたの！｣

ソヨンはもうシンデレラには戻れない。

おとぎ話みたいに王子とは恋に落ちてはいけなくなった。

JN｢俺は、行くよ。｣

ねぇ、本当はA、君がこの話のヒロインじゃないかな。