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SY「ジェノや、！」
JN「お、ソヨン、どうしたの？」
Aとソヨンの仲は誰がどう見ても親友と呼べるようなものになっていた。
有難いことに俺もその一味になっている。
SY「次の授業、教室変わるって！」
ソヨンは、理科の教科書とピンクの筆箱を抱えながら
教室から出てきて鉢合わせして俺に対して急ぐように伝えてきた。
JN「そうなの？なら、Aにも言わなきゃ。」
SY「大丈夫！もう伝えた！」
JN「さすが!!笑 気が利くね、Aは？」
SY「あー、先に行くって!!置いてかれたの。笑」
JN「薄情なやつ、笑 なら一緒に行く？」
SY「え、いいのっ！？」
JN「うん、なんで？」
SY「だって、なんか前まで仲良くしてなかったし、申し訳なくて…」
JN「今は？」
SY「え、いま？」
JN「うん、今は俺たち仲悪いままなの？」
SY「仲良し、」
JN「なら一緒に行こうよ。」
SY「ジェノ、ありがとう」
教室につけば、自然と俺とソヨンは隣同士で座っていた。
今だって完全にソヨンに気がない訳では無いんだから
なんだか無駄にソワソワしていた。
JN｢あれ、Aは？｣
SY｢あ、ホントだ。来てないね。｣
JN｢先に行くって言ってたんじゃなかった？｣
SY｢…行ってたけど…まだ来てないのかな？｣
JN｢…俺、探しに行ってくるよ。｣
なんだか、嫌な予感がした。
それは黒くてモヤモヤしたものだった。
SY｢…ジェノや、そんなにAが心配？｣
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作者名：チワワ | 作成日時：2022年10月1日 20時
