柒《2》 ページ8
五条side
「めーぐみ」
「五条さん…」
「もう入学なんだから五条先生でいいよ。なんなら悟先生でもー」
「いや、五条先生で」
「あぁはい」
恵は禪院家の血筋だ
その術式には十種影法術が相伝され
本家よりは薄れているにしても強大
Aの昨期雲外と伏黒の影の原理は似てる
いい理解者になればいいんだけど
「学長の面談どうだった?」
「問題ありません」
「制服の採寸も終わったよね?ならこの後付き合ってよ」
「まだどこか行くんですか」
「うん、歓迎会がね」
ーーーーーーーーーーーーーーー
「改めて…恵、入学おめでと〜!」
「さぁさぁ新入生、ポテチをどうぞ」
「ど、どうも…」
「おらコーラだ」
「はあ…ありがとうございます」
『あ、部屋暑い?ごめんねぇ、この部屋しか空いてなくて』
「いや、大丈夫です…」
「Aちゃん、お茶こぼしてる!」
『あ、やべ』
「おかか!」
『んだとてめぇ、仕方ねぇだろこぼしちまったもんは。勿体ねぇと思うならてめぇが地べた這いつくばって飲めばいいんじゃねーの』
「おーかーかー!」
『もー!!うーるーさーいー!!』
「お前の方がうるさいぞA」
わぁ、これはひどいね
特にパンダ達とA達の温度差がひどい
主役は恵だよ?分かってるかい??
ま、面白いからいっか
『恵ちゃん』
「ちゃん…?はい、なんすか」
『私はAちゃんだ、よろしく』
「Aさん」
『Aちゃんだ、私のことはAちゃんてなしりんご。このややこしい女野郎め』
「は?なし?りん…舐めてんすか」
『あんだよ、喧嘩するか?』
「いや…てか、先輩っすよね。強いんすか」
『強いよ、もうめっちゃ強い。五条先生くらい強い』
「まぁあながち冗談でもないけどねぇ、まだまだかな」
『先生が嘘ついてる。私はマジで強い』
自尊心…いいね!
自分に自信があるのはいいことだ
でも過剰なのもだめ
まぁAは自分が強いことはもちろん
自分が非力であることも知ってる
それが逆に強いんだよね
「喧嘩もいいけど、まずは自己紹介しようよ。恵は君たちのことなんにも知らないんだからさ」
『う…先生に正論言われた』
「悟に言われると腹立つよな」
「それは同感です」
「いやまぁ…否定はできないかも」
「ちょっと恵と憂太まで…ひどい」
僕、こいつらの先生だよね…?
.
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わらびもち - 主さんの文章力で夢主の心の闇がきっちりと表現されてる…。場面も分かりやすい…。すごい…。これからも頑張ってください! (2021年1月16日 12時) (レス) id: a494b1d180 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 更新頑張ってください!応援してます! (2020年10月27日 21時) (レス) id: 495bc5f437 (このIDを非表示/違反報告)
きゃーぽん(プロフ) - 面白いです頑張ってください! (2020年10月25日 11時) (レス) id: 0aee990b2e (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - *瑠璃*さん» 良かったです!今後外れていなかった際はご報告頂けると嬉しいです…! (2020年10月25日 1時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
*瑠璃* - 絵描きさんさん» 大丈夫です!ちゃんと外れていますよ! (2020年10月24日 11時) (レス) id: f48c22676e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絵描きさん | 作成日時:2020年10月19日 23時