38 �� ページ39
『…ショッピくん』
syp「あれ、意外と早かったっすね」
『ショッピくん、わざと鬱さんと私引き会わせたやろ』
案の定、ショッピくんは部屋にいた
が、なぜか私の部屋に
幸いゾムは割と健康児だから
起きてすぐ誰かと喋りに行ったりする
部屋にいないのは実に運が良かった
でも多分後々匂いとかでバレて
問い詰められるんだろうなぁ…
とりま早くベッドから降りて欲しい
syp「Aさん、何かとここの人達と仲良くなりたがっとるみたいやから、俺なりに適任差し出したつもりやったんすけど…なんかありました？」
『なんもないから困っとんの』
これまでの2人とは違い
鬱さんからは敵意は感じなかった
つまり人が嫌いなわけじゃない
それなのにも関わらず
彼は私を問い詰めて責めようとした
しかし思いとどまって私を突き放した
まるでこれ以上踏み込ませまいとするように
『ショッピくん何か知っとんの？』
syp「全然、大先生とはこのハウスがきっかけで知り合った人ですし…なによりあの人、簡単には警戒解かないんすわ」
『嘘、ショッピくんにも？』
syp「もう割と壁剥がれてますけど、まだ完全には認められてないっすね」
『鬱さんが一番心許してるのって…』
syp「コネシマさんっすね」
あー、はいはいはい
コネシマさんの心情や人間不信ってことを
把握してた時点でもしやとは思ってたけど
コネシマさんもショッピくんにだけ
弱み見せてたわけじゃないのね
なら、鬱さんもまたコネシマさんに
自分の弱みを見せてるはずだ
『事情聴取に行ってきます』
syp「あぁ、はい」
コネシマさんはぁ…部屋かな
あの人寝るの好きらしい
昼寝もよくしてるし
夜は誰よりも早く部屋の電気が消える
『コネシマさん』
さっきまで部屋にいたし
あのままボーッとしてるならいるはずだけど
いくら待っても声はしないし
人の気配もしない
『…さすがにどっか行ったか』
そりゃそうだよな
っとなると…
まだ昼飯の時間には早いが
もしや小腹がすいて食堂へ行ったのかも
それか朝風呂とか…
誰かの部屋とかね
…とりあえず一個ずつ
食堂から回ってみるか
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1851人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みち - めっちゃ面白かったです！絵描きさんの作品めっちゃ好きです！ (2020年8月16日 12時) (
レス) id: fb5d19b1ad (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - カエデさん» 嬉しい、この一言につきる (2020年8月10日 1時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - 暁レイさん» えっ、むしろ読んでくれてありがとうなんですが…？？もう好き、更新頑張っちゃう(( (2020年8月10日 1時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
カエデ - 面白い、この一言につきる (2020年8月8日 20時) (レス) id: 72430d3326 (このIDを非表示/違反報告)
暁レイ(プロフ) - あぁ…なんで評価は1回しか押せないの？…って事で更新待ってました！大好きです。これからも頑張ってください。ほんと、大好き、ありがとうございます作品作ってくれて。 (2020年8月7日 19時) (レス) id: 66062cdea4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：絵描きさん
| 作成日時：2019年7月14日 20時
