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ショッピくんが
全て教えてくれた
感極まったのか
あのショッピくんが涙を流していた
それほど彼は
コネシマさんのことを心配していて
それと同時に大事なんだ
私の強引な懐かせ方は
ゾムだったから大丈夫だったんだ
あいつは人に裏切られたことなんか
ないから
コネシマさんには
逆効果だったかもしれない
むしろ辛い思いをさせてしまって
いたかもしれない
でも、思うんだ
コネシマさんを心配して様子を見ていた
ショッピくんが
私に彼のことを話してきたのは
なにか訳があるのではないかと
いくら私を認めたからといって
コネシマさんのことを易々と話すはずがない
コネシマさんは
本当は人を信じたいと思っている、と
ショッピくんは最後にそう言った
多分、ショッピくんがコネシマさんの
過去を教えてくれたことは
コネシマさんも承知の上って
ことなんだと思う
彼が私を信じるために
ショッピくんを通して私に話した…？
なんて、決めつけは出来ないけど
もしもそうなら
彼は相当なお人好しだ
こんな私を、認めようとしている
何度も裏切られたんじゃないの？
馬鹿なの？
『コネシマさん』
kn「！……っ、匂いが…」
『…分かりますか？』
今、私がどんな気持ちが
分かってるんでしょ？
こんな、ずるい
私が落ちてやるつもりなんてなかったのに
kn「…なんでお前が…人間が、犬にそんな感情持ってんねん…」
『だって、卑怯ですよ…』
kn「なにがや」
『…ごめんなさい、今までのことは謝ります。もう無理に仲良くなろうだなんて言いません。少しずつ…少しずつでいいんで、いつか仲良くなりたいです…』
kn「……ショッピくんに聞いたんやな」
『はい…』
私には匂いを嗅ぎ分けることは出来ないけど
なんとなく、彼の空気が変わった
少し、緊張した感じだ
kn「お前の言う通りや。どんなに人嫌っても、本能は人に媚びようとしてまう。俺も辛かってん、お前を突き放すの」
『………』
kn「もういつ盲目になって、馬鹿みたくお前にしっぽ振るか分からんくて、限界やった。せやからショッピに頼んだんや、お前のこと見定めてくれって」
『コネシマさんの頼みだったんだ…』
kn「…あいつが大丈夫て言うんやったら、多分大丈夫。ダメなんやったら、俺はお前に拒絶の傷を結ぶつもりやった」
『…ショッピくんは、大丈夫と言ったんですね』
彼の複雑そうな顔が、その証明だった
.
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みち - めっちゃ面白かったです！絵描きさんの作品めっちゃ好きです！ (2020年8月16日 12時) (
レス) id: fb5d19b1ad (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - カエデさん» 嬉しい、この一言につきる (2020年8月10日 1時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - 暁レイさん» えっ、むしろ読んでくれてありがとうなんですが…？？もう好き、更新頑張っちゃう(( (2020年8月10日 1時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
カエデ - 面白い、この一言につきる (2020年8月8日 20時) (レス) id: 72430d3326 (このIDを非表示/違反報告)
暁レイ(プロフ) - あぁ…なんで評価は1回しか押せないの？…って事で更新待ってました！大好きです。これからも頑張ってください。ほんと、大好き、ありがとうございます作品作ってくれて。 (2020年8月7日 19時) (レス) id: 66062cdea4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵描きさん
| 作成日時：2019年7月14日 20時
