【wrwrd!】即席ペットとか笑えない

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ゾムside


rb「みんな救出成功や。あとはお前だけやで、ゾム」

zm「っ、分かった」


無線で成功したことを知る

良かった、あとは…俺だけ


「おい、どこ行った！？」

「分からない。おい、もう一度探せ！」

zm「くっそ、またか…」


奴らは俺が3人を連れ戻しに来たと

勘違いしている


だから俺を部屋に入れないように

ドアの前で固まってやがるんだ


おまけに結構の人数で探しに来るから

迂闊に近づけねぇ


どうする…？


俺が戻らなかったら

あいつらも時期に見つかっちまう


いや、ロボロに言って

帰らせるか


俺が捕まっちゃうけど

全員捕まるよりマシだろ


zm「…ごめん、A」


せっかく、仲良くなれたとこだったのに

俺、帰れないかも


ごめん、ごめんみんな…


zm「ロボ…ッ！？」

「静かに」


無線を繋ぎ

ロボロに伝えようとした時


誰かが俺の口を塞いだ


あぁ、捕まってもうたんや


俺だけじゃない

みんなも捕まってまうんや


最悪や



zm「ゔっ、ん…ッ」

「え、ちょっ…泣かないで」



なんとかして逃げれへんかな


このまま捕まっとったら

あかん


くっそ、離せよ！あほ！


「ほら、よく見て。私だよ」

zm「は、ぁ？」


俺の手をしっかり掴んで

前を向かせるそいつは


見覚えのある

俺らを作ったやつだった


zm「あ、あんた…」

「よかった、覚えててくれたみたいだね」


覚えてる

俺らを作って、俺らを逃したやつやもん


zm「く、くられ先生…やんな？」

kr「わざわざ逃したのに、どうして帰ってきちゃったのかなぁ…こんな研究所ボロボロにして、びっくりしたよ」

zm「離してくれ、みんな待っとんねん」

kr「それはここに残っていたあの3人も含めて、だよね？」


ぎゅっ、っと俺を掴んでいる力を

強くした先生は


逃すつもりで俺を捕まえた

訳ではなさそうだ


zm「っ、俺！代わりでもええから、みんなは逃してくれよ。頼む」

kr「それを決めるのは君じゃない。恐らく下に君達の飼い主がいるんだよね？少し話がしたいな」

zm「…Aになにする気や」

kr「君が思っているようなことはしないよ。本当に話をするだけさ」

zm「………」


そのまま、くられ先生は俺を抱え

俺の知らない裏道を通って外へ出た


こんな道、兄ちゃんも知らなかったはず

データに載ってない情報か…


kr「飼い主さんは…庭かな？」

zm「A……」



頼む


あいつだけは傷つけないでくれ…

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