【wrwrd!】即席ペットとか笑えない

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『分かった…その代わり、ゾムが言ったように全員は連れて行かない。誰を連れていくかは俺が決める。それでいいか？』

zm「まぁ誰連れてくかは好きにしてくれてええけど、俺は入れてくれよ」


ゾムのその言葉をきっかけに

みんなが次々と意見を述べだした


em「俺はあんまり動くタイプやないからなぁ…情報提供って方が役に立てるかと」

tn「行きたいのは山々だが、俺も返って足でまといになりそうやから他に回してくれ」

kn「はい！俺は入れとくべきやで！」

ut「シッマは割かし動けるやつやから、ハズレではないで」

rb「俺も連れてってくれ。役に立てるかは分からんけど、Aに何かあっても気付けへんかったなんてことにならんように俺が見とる。兄貴の方にも誰かついた方がええと思う」

zm「じゃあそっちには俺がつくよ」

『決めるのは俺だって言ってるのに…』


仕方ないな

と、各々希望を取った結果


『じゃあゾム、コネシマ、ショッピ、ロボロでええな？』

zm「異論なし！」

kn「なぁなぁ、俺はなんの役？」

syp「なんで俺まで…」

rb「俺はAにへばりついとればええんやな？楽勝やわ」


不貞腐れるショッピ以外は

やる気満々のようだ


ちなみにショッピはコネシマによって

無理矢理加えられた


ショッピがクソ呼ばわりしているのは

きっと、いや確実にコネシマだろう


『ほんなら作戦立てよか。どんなのがええと思う？』

zm「所員の気を引くんやろ？爆発とかどう？面白そう」

『爆発かぁ…設置するのが難しいな、見つかってもうたら元も子もないし』

kn「俺が置いたるよ、小さい方が見つかりにくいやろしな」

『じゃあ遠隔にして、コネシマを回収したら爆破させる感じにしよう』

syp「2階へはどうやって行きます？」

『それが難問なんだよなぁ…』


全くもって八方塞がりだというように

俺が肩を落とすと


みんなも難しい顔をした


詩「ちなみに2階東側の部屋には一つ窓があってな、そこを抜けると庭になっとる。庭の先は一般道やから、逃げるならそこからやな」


少し離れたところで


グルッペン達とハッキングの件について

話し合っている詩乃が


言い忘れた、とでもいうように

おもむろに口にした


部屋に窓があること

そしてその先が道路だという事実


『部屋の先は道路になってるのか…』

rb「なんか思いついた？」

『うん……ちょっと無茶な考えやけど、聞いてくれる？』

rb「もちろん」


俺は思いついた全てを

打ち明けた

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