個性 ページ8
放課後
｢Aちゃん、帰ろ!｣
どこかご機嫌な様子で誘ういっちゃん
さてはヒーロー関係だな?
｢ごめんいっちゃん、私今日先生に呼ばれて
るから、ちょっと、ほんのちょっとだけ待ってて?｣
｢うん、全然いいよ!｣
｢すぐ行くから、先玄関の所行ってて!｣
｢分かった!｣
よし
さっさと話済ませて帰ろ
きっと今すぐにでも帰りたいはずだよね
あの上機嫌っぷりは前にもあったし…
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
｢失礼しました｣
先生との用事も済んだし、いっちゃん…は
玄関にいるよね
あー、私としたことがバック教室だ
ちょっと遅れるって言った方がいいかな?
いや、でも教室すぐそこだし大丈((
BOOM
爆発!!?
ってことはかっちゃん?
急いで階段を上がる
途中、窓から何か落ちた気がした
見覚えのあるノートだった
あれはいっちゃんのノートだ
ってことはまだ教室にいっちゃんがいる?
じゃあ、さっきの爆発は…
｢!かっちゃん!!｣
勢い任せに教室に入ると、いっちゃんの肩
に手を置いているかっちゃんがいた
｢あﾞあ?｣
｢…いっちゃんになにしてるの?｣
｢っるせぇな…そういやお前も雄英志望だったっけなぁ?｣
｢う、うん…｣
｢お前もどうせ入れるわけねぇけど…諦めろ
雄英行くんは俺だけだ｣
そっと私に手を向ける
そのまま顔を覆われた
｢無理とか言わねぇよな?…もし言ったら
どうなるか、分かってんだろ？｣
｢かっちゃん!!?｣
いっちゃんが止めに入った
しかしそんなの関係なし
少しかっちゃんの手が力む
こめかみ当たりが痛くなるほどに
私を睨みつけている
視線を下に向けると
私を掴んだのとは逆の手がぎゅっと握られているのが見えた
でも、これは脅しじゃなくて去勢だ
かっちゃんが耐えてるだけ
私には個性は使えないよね…?
｢私は……｣
｢私は雄英に……｣
｢Aちゃん…｣
｢雄英に………行きたい｣
｢!!｣
いっちゃんがほんの少しホッとしたような
顔をした
でも、それ以外は見れなかった
視界が真っ黒になって
私は意識を失った
ただ覚えているのは、焦げ臭い匂いだけ
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絵描きさん(プロフ) - 小悪魔たんさん» わわわっありがとうございます！！頑張って更新します！！ (2017年7月3日 22時) (
レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
小悪魔たん(プロフ) - こんなところで終わらないでーー！！早く続き見たい！気になりすぎて屍になりそう！！更新待ってます！！ (2017年7月3日 22時) (レス) id: 4e132bba18 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - かなさん» ありがとうございます！ (2017年7月2日 16時) (レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
かな - コメント失礼します。 すっごく面白いです！続きが気になります。これからも頑張ってください！ (2017年7月2日 16時) (レス) id: f6f98cfd4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵描きさん
| 作成日時：2017年5月1日 2時
