あるべき姿 ページ12
あの後
オールマイトの登場で事態は逆転
敵は捕まり
かっちゃんと私達は助けられた
私達はヒーローから怒られ
逆にかっちゃんは褒められてた
ここでもうまれる
個性持ちと無個性の差
馬鹿だね
ヒーロー達も私達も
あの場面
絶対オールマイトが来るまでかっちゃん
は耐えきれていたと言えるのか
いや、多分危なかった
あの時いっちゃんが出てなれければ
人質がかっちゃんじゃなければ
きっと、助からなかった
いっちゃんのしたことは褒めていいこと
のはずなんだ
ヒーローも見る目がないな
｢いっちゃん、帰ろっか｣
｢…あ、うん｣
早く帰って勉強しなきゃ
雄英受けるまであと3上げないと
なんたって受験生だし
さっきから元気の無いこのモサモサくん
面倒だから慰めてやろう
きっと今、ヒーローを諦めようとしてる
だめでしょ
貴方はずっと一つを目指してきたじゃない
ヒーローになりたいんでしょ？
｢いっちゃ…｣
｢デク!!!｣
後ろから来るのは他でもないかっちゃん
｢俺は…てめェに救けを求めてなんかねぇぞ……!救けられてもねぇ!!あ!?なぁ!?一人でやれたんだ｣
かっちゃんの声は少し震えていた
その言葉は、心の叫びにも似た悲痛なもの
｢無個性の出来損ないが見下ろすんじゃねえぞ 恩売ろうってか!?見下すなよ俺を!!｣
今まで築いてきた何かを必死に守るように
いっちゃんを睨みつける
｢てめェは何で来たんだA!!｣
言葉の矛先は私へと移る
｢おめェはさっき俺が寝さしたろうが!あ!?んで来たんだよ何も出来ねぇくせに!!｣
"寝さした"
気絶させられたことだろうか
"何で来た"
自分のためだよ分かってるでしょ
"何も出来ねぇくせに"
そうだね、何も出来なかった
いっちゃんは必死にあれを漕いでいたのに
｢お前なんて必要ねぇんだよ!!俺にも!!
この世界にも!!｣
酷い言われようだよほんと
そんなこと分かってるってば
でもいざ言われると…さ
結構こたえるわ
私は俯いた
｢何でこんなことしてんだよ!意味なんて
ねぇだろが!!いい加減分かれよ!?｣
｢か、かっちゃん…言い過ぎたよ…｣
｢てめぇは黙ってろクソナード!!｣
もう
もう何も聞きたくない
ごめんねいっちゃん
私はその場を走って逃げた
.
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絵描きさん(プロフ) - 小悪魔たんさん» わわわっありがとうございます！！頑張って更新します！！ (2017年7月3日 22時) (
レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
小悪魔たん(プロフ) - こんなところで終わらないでーー！！早く続き見たい！気になりすぎて屍になりそう！！更新待ってます！！ (2017年7月3日 22時) (レス) id: 4e132bba18 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - かなさん» ありがとうございます！ (2017年7月2日 16時) (レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
かな - コメント失礼します。 すっごく面白いです！続きが気になります。これからも頑張ってください！ (2017年7月2日 16時) (レス) id: f6f98cfd4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵描きさん
| 作成日時：2017年5月1日 2時
