破壊 ページ10
実技試験が始まった
まだ開始の合図が鳴って1分といったところ
だろうか
現時点で32体
いいペースだ
13号先生のヒント
分かりづらかったけど簡単なことだったんだ
敵を倒すんじゃなくて壊す
ギミックはロボットだって言ってた
なら
どこか一部を崩しちゃえば動かなくなる
『35!…次!』
最近になって分かったこの力を使うコツ
今も大きい願いは叶えられない
けど条件付きなら叶えられる
目で見たものを対象にすれば
大きい願いも出来ないわけじゃない
けれどこれは目で見なくては発動してくれ
ない
だから遠くのギミックは壊せない
それに私の体力面も考えると1度に3体が
限度
流石にいっきは壊せないな…
『…ハァ…今どんくらいだ…?…80…くらい…かな?』
もうすぐ4分…
だめだ明らかにペースが落ちてる
これじゃ5分間で100体は無理だ
もっとペースを上げないと
いや、けどそれでもまた落ちる…
どうする?
他に方法なんてあるのか?
ペースの上げ下げじゃ時間が勿体ない
壊す以外に時間をくわない方法もない
どうする?
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
NOside
どこかのモニターの前
「どう思います?校長」
「彼女のことかい?」
「あの力…確かに強い力ですけど、やはり
苦戦しているように思えます」
「他の生徒とは比べ物にならない数だからね
僕だってあの量はごめんだよ」
「今の時点で評価はどのくらいですか?」
「そうだね…まぁ、今後の動き次第かな?」
2人の男が彼女…目代Aの試験を見ていた
.
そして遠く離れたある場所でも
目代Aの名前があがった
「黒霧ぃ…もう少しだよ」
「そうですね、彼女…目代さんでしたっけ?
どのような方なのですか?」
「お前みたいなやつがAの名前を口に
するな…苗字だけでも殺したくなる…」
「……」
「あぁ、なんだっけ?どんな奴か…?ははっ
そうだなぁ、面白い奴だよ。律儀に言った事
守ってんだぜ?それに…」
「…?」
「あいつは俺がこの手で殺してやるって約束
笑顔でうけやがったんだ!笑えるだろ?」
「でも確か雄英に…」
「あぁ、そうなんだよ…Aのやつ、約束
と違うこと……でもいいんだ」
「何か考えでも?」
「だってヒーロー達の前で殺してやった方が
ヒーローに絶望を味あわせてやれるだろ?」
彼女は死に向かって生きる
.
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絵描きさん(プロフ) - ぽむぽむさん» マジですか!?応援もありがとうございます!頑張ります!! (2017年9月26日 23時) (レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむぽむ - ひっさしぶりに、泣きました!これからも応援してます!頑張って下さい! (2017年9月26日 22時) (レス) id: e5636f0ae6 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - 黎明期さん» ありがとうございます!頑張ります!方言ですか?可愛いですね!可愛い方言の子、憧れます! (2017年8月18日 11時) (レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
黎明期(プロフ) - ぎゃん面白か〜(*´ω`*)私には文才とか無かけんがら憧れます!応援しとりますので、頑張って下さい! (2017年8月18日 1時) (レス) id: a3b6f0f500 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - 睦月さん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年8月15日 1時) (レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絵描きさん | 作成日時:2017年7月29日 23時