13号 ページ40
「すっげー！！USJかよ！！？」
バスに揺られ着いた演習場は
とても広く、壮大だった
なんせ水難事故に土砂災害、火事
その他もろもろを想定し作られた
とんでも演習場だった
しかもこれらを作ったのは入試でお世話に
なった13号先生らしいのがまた…
「ウソの災害や事故ルーム！！」
…そんでもって本当にUSJだった
「スペースヒーロー｢13号｣だ！」
「災害救助でめざましい活躍をしている紳士的なヒーロー！わー私好きなの13号！」
私の近くで感激しているいっちゃんと
お茶子ちゃん
お茶子ちゃん好きなんだね13号
相澤先生がコソコソと13号に話しかけて
何やら喋っている
生徒に聞かれたくない話かな？
すると13号先生が指を3本立てた
大丈夫？指1本多くない？ピース失敗した
みたいになってるんだけど
ガン見していたのか相澤先生がくるっと
振り返ってきて焦ったが
普通にただ話が終わっただけのようだ
「えー始める前にお小言を一つ二つ…三つ…四つ…」
《増える…》
あまりにも増えていくからみんなが
苦笑いをしていた
これは仕方ないよね
「皆さんご存知だとは思いますが、僕の"個性"は"ブラックホール"。どんなものでも吸い込んでチリにしてしまいます」
「その"個性"でどんな災害からも人を救い上げるんですよね」
いっちゃんの言葉に同感だと言うように
激しく首を振るお茶子ちゃん
そんなに振ったら首取れちゃうよ…
「しかし簡単に殺せる力です。皆の中にもそういう"個性"がいるでしょう」
嬉々とした雰囲気が一瞬で張り詰めた
のが分かった
「超人社会は"個性"の使用を資格制にし厳しく規制することで一見成り立っているようには見えます。しかし一歩違えれば容易に人を殺せる"いきすぎた個性"を個々が持っていることを忘れないで下さい」
みんながみんな、息を潜めるかのように
13号先生の言葉に耳を傾けていた
かく言う私も、13号先生の言葉に
呼吸の仕方すら忘れていた
「相澤さんの体力テストで自身の力が秘めている可能性を知り、オールマイトの対人戦闘でそれを人に向ける危うさを体験したかと思います。
この授業では…心機一転！人命の為に個性をどう活用するかを学んでいきましょう。君たちの力は人を傷つける為にあるのではない、救ける為にあるのだと心得て帰って下さいな。
以上！ご静聴ありがとうございました」
みんながそれぞれ感想を述べていた
感動しているんだ
あの人の言葉に
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 831人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絵描きさん(プロフ) - ぽむぽむさん» マジですか！？応援もありがとうございます！頑張ります！！ (2017年9月26日 23時) (
レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむぽむ - ひっさしぶりに、泣きました！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2017年9月26日 22時) (レス) id: e5636f0ae6 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - 黎明期さん» ありがとうございます！頑張ります！方言ですか？可愛いですね！可愛い方言の子、憧れます！ (2017年8月18日 11時) (レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
黎明期(プロフ) - ぎゃん面白か〜(*´ω｀*)私には文才とか無かけんがら憧れます！応援しとりますので、頑張って下さい！ (2017年8月18日 1時) (レス) id: a3b6f0f500 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - 睦月さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年8月15日 1時) (レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：絵描きさん
| 作成日時：2017年7月29日 23時
