視力 ページ23
登校初日
私は早く家を出てタクシーで雄英まで来た
リカバリーガールに目を治してもらうためだ
1度入試で入ったけれど道がよく分からない
ここはどこだ…？
すると後ろから足音がする
振り返るとうっすら顔が見え、私に気づいた
ようだ
「お前、新入生か？早いな」
『あ、はい！保健室へ行こうと思って…』
聞いた感じ男の人みたいだ
「…あー、あの…目だっけ？」
『知ってるんですか？私のこと…』
「だって俺、お前の担任だもん」
『えっ…』
どうやらこの人は私の担任らしい
ってことは…
『よろしくお願いします』
「よろしくね」
少なくともこの1年間はお世話になる人だ
私はしっかり頭を下げた
目が見えないからよく分からないけど
多分ヒーローなんだろう
『あの…保健室はどこですか？迷っちゃって
どこか分からないんです』
「あぁ、そうだよな…こっちだ」
先生は私の腕を掴んで歩いた
何か引きずっているような音がするけど
何か持っているのかな
「ここだ、多分リカバリーガールがいると
思うが何かあったら後ろ戻って職員室開けろ
すぐそこだから」
『ありがとうございます』
そろそろ外が騒がしくなってきたな
さっさと済ませて教室に行こう
『失礼します』
ドアをノックして入ると聞いたことのある
声がして安心した
「よく来たね、さっ、そこ座りな」
『はい』
うっすら椅子が見えて、位置を確認しながら
座った
「ちょっと疲れるけどじっとするんだよ」
『？はい』
そういう個性ってことだよね？体力を削る
代わりに怪我を治す…てきな
だからあの時は目を治せなかったんだ
「チュー」
『！？』
な、なんだ？何が起こってるんだ？？
チューってなんだ、チューって！！
「ぷは…どうだい？」
『！あっ、見える！！見えます！！』
久しぶりに光を見て感動を覚える
あんなに狭かった視界もさっぱりだ
「ハリボーをお食べ、体力を少し使っちまう
けど、治ってるだろう？」
『はい！凄い…ありがとうございます！！』
「良かったよ、もうこうならないようにする
んだよ」
『すみません…』
そうだよね
極力最小限の力だけ使おう
たくさん使うのはよくない
『じゃあ、ありがとうございました！私は
これで…』
「はいよ」
だるくなった体を少し良くしながら私は
教室へ向かった
.
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絵描きさん(プロフ) - ぽむぽむさん» マジですか！？応援もありがとうございます！頑張ります！！ (2017年9月26日 23時) (
レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむぽむ - ひっさしぶりに、泣きました！これからも応援してます！頑張って下さい！ (2017年9月26日 22時) (レス) id: e5636f0ae6 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - 黎明期さん» ありがとうございます！頑張ります！方言ですか？可愛いですね！可愛い方言の子、憧れます！ (2017年8月18日 11時) (レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
黎明期(プロフ) - ぎゃん面白か〜(*´ω｀*)私には文才とか無かけんがら憧れます！応援しとりますので、頑張って下さい！ (2017年8月18日 1時) (レス) id: a3b6f0f500 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - 睦月さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2017年8月15日 1時) (レス) id: 2c9b4e9ca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵描きさん
| 作成日時：2017年7月29日 23時
