同期にファーストキス奪われました。【五条悟】

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キス事件から時が過ぎるのは早く、1週間が経った。その間五条は相変わらず抱きついてきたり、キスしたいと言っている。



『五条暑いから抱きつかないで。』


｢キスしてくれないと離さない。｣


『刺すよ。』



呪具で脅すと渋々離れるが不服そうだ。
なんで私にそんなに執着するんだろう。
女には困らなさそうなのに。



『なんで私なの？』


｢俺もわかんねーよ。｣



思いのままに尋ねると彼も分からないらしい。



｢でもお前の顔みてるとキスしたくなるし傑と話してるとムカつくっつーか。｣


『つまり私の事好きなの？』


｢...そーだよ。｣




意地悪して聞いてみたが五条は顔を赤くして答えた。



｢でもお前は俺の事を好きじゃねーだろ？｣


『そうだね。』


｢だからとりあえず俺のモンって周りに分からせて後で惚れさせる。」




それは全部私に言ってしまっていいことなのか。しかも私のことを好きとその顔で言われたら嫌でも照れる。



｢なに？照れてんの？｣


『うるさい。』


｢やっとデレた。｣


｢デレてないし！｣




五条は面白そうにクックックと小さく笑うと、サングラスの奥にある蒼い目がキラリと光を帯びた。




｢これから俺に惚れる準備しとけよ？｣




ニヤリといたずらっ子のように笑うとまた綺麗な目がキラキラと輝いた。

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