同期にファーストキス奪われました。【五条悟】

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｢気持ちよくしてやるから安心しろ。｣


『そーゆー問題じゃなっ……！』



角度を変えて何度もキスしてくる五条にクラクラして頭がおかしくなりそうだ。

こんなこと五条は色んな女の人と何も思わずやってきてるんだよね。
少しチクリと胸が痛む。


これを私は何か知っている、恋から来る嫉妬だ。
考えたくなかったがそう思わざるをえない。



｢可愛いな...｣


『やだ、離して...！』



何故か急に怖くなり、目の前の五条を突き放した。



｢悪い、怖がらせたか？｣


『あ、いや、ごめん。今日も私じゃなくてほかの綺麗な人にしたら？』


｢あ？お前、何言ってんだよ。｣



私の提案は五条を不快にさせたようで、一瞬で顔が険しくなった。



『私なんかより良い人、いるでしょ？』


｢お前が1番に決まってんだろ。｣


『私...？』


｢いつも可愛くて努力家で疲れてるのに硝子とか俺に優しくしてくれるAが一番すきだ。｣



私の目を見て真剣な顔をして言う五条に顔が一気に赤くなる。

あぁ、私はこの人に好かれてるんだという事実に恥ずかしさと嬉しさが同時にくる。



『私も好きだよ、大好き。』



私の返答に五条は嬉しそうに顔を綻ばせた。そして、



｢俺と付き合ってください。｣



私が世界一言われたかった言葉を紡いだ。

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