同期にファーストキス奪われました。【五条悟】

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｢ほら、こっち向けよ。｣


『...嫌。』


｢さっきは押し倒して悪かったって。｣



時は遡ること数十分前、ファーストキスを奪われた原因でもある体術をまた五条と組んでいるときに事件は起こった。

私から一本取ったついでにナチュラルに押し倒してきた。



｢いつまでも拗ねんなって。｣


『だってそれは五条が＿＿！』



五条の発言に噛み付いて顔を向けると、狙っていたかのようにキスしてきた。



『ちょっと！何すんの！』


｢この前のお触り禁止守ってたからちょっとぐらい許してくれよ。｣


『どうせその間も他の人食ったよね？』


｢食おうとはしたけどお前の顔チラついてできなかった。｣



確かに五条は珍しく私の言うことを守ったが、私の顔がちらついて出来ないってなんだ。

もしかして私の事好きだったり...？
まぁどうせ思わせぶりだろうけど。




｢10分だけお前の体貸して？｣


『何するつもり？』


｢いーから肩の力抜いとけって。｣



ジリジリと迫ってくる五条にいつの間にか腕を拘束されており、先程と同じように唇を奪ってきた。

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