同期にファーストキス奪われました。【五条悟】

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五条side


鍋パが始まってからもう数時間がたった頃だろうか。



『もう飲めない...』


｢私もギブだ。｣



俺を除いて3人で誰が1番酒を飲めるかという勝負になり、硝子が最後まで飲み続けていた。



｢2人とも吐きそうだな。｣


｢逆に硝子は大丈夫なのかい？｣


｢いや、吐きそうだ。｣



まだ硝子に余力はあるが、傑は死にかけているし、Aに関しては完全に潰れて寝ている。



｢お開きにしようか。Aはどうする？｣


｢起こしたら辛いだろうし、可哀想だが今日は五条の部屋でいいんじゃないか？｣


｢そうだね。｣




肝心の家主の俺に何も言わず、気づいたらAが俺の部屋に泊まることになっていた。

これが傑ならキレてたけどAとか最高かよ。




｢俺に任せとけ！｣


｢A、食われないよう気をつけろよ。｣




硝子と夏油は寝ているAにそう言ってゴミを片付けて各自部屋に帰っていった。

寝ているAに目を向けると顔はまだ赤く、髪は色っぽく乱れている。




｢こんなの生殺しじゃねぇか！｣


『ご、じょう？』


｢悪ぃ、まだ寝といていいから。｣





思いのままに口に出してしまうと声が大きかったのか、Aが起きて寝ぼけと酔いで呂律が回らないまま俺の名前を呼んだ。

襲わない方が男としておかしいだろこれは。

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