入学パーティ・1 ページ4
ただいまティアお姉様とフィリーネ、ソフィアと一緒に馬車に揺られています。
ソフィア「もう!アナスタシア様ったらドレスがシワシワになってしまいました!!入学式の間にアイロンかけておきますから!」
『う…ごめんねソフィー』
フィリーネ「まぁまぁ、アナスタシア様もあのドレスを着るのが楽しみだったんでしょう」
『ええ!だってティアお姉様が選んでくれたんですもの!着るのがとても楽しみだわ!』
ティアラ「もうナーシャったら…」
ティアお姉様は頬を染めて窓の外に視線を移す
ティアラ「あ、そうだ。ナーシャ、普段はティアでも良いですが夜会など改まった場所では、ちゃんとティアラローズかティアラよ?」
『はぁい…』
ソフィア「はい、です!しっかり発音する!」
『はっはい!』
学園までの道中ずっとソフィーとティアお姉様に注意を受けていました
((とほほ…令嬢って大変ね…))
ーー
ティアラ「では私は教室へ向かいます。入学式、しっかりやるのですよ」
『はい!』
入学式などのイベント事には侍女を教室まで連れてきて良いとなっている
((そりゃあ慣れない事だから当たり前か…))
ソフィア「アナスタシア様もついに高校生ですか…」
しみじみ言うソフィーに違和感を感じ視線を向けると
ソフィア「うぅっ…高校というと青春です…婚約者のいないアナスタシア様は、ここで殿方と恋愛をして…いつか嫁がれるのですね…!」
『………』
((いやいや、私は恋愛にうつつを抜かしてる暇なんて無いのよ!この1年、ティアお姉様の為にやることがたくさんあるんだから!))
ソフィア「う…ぐすっ…私ソフィア・アンジェロは、この身が朽ち果てるまで一生アナスタシア様に仕えさせていただきます」
((ドン引き))
『それは嬉しいわ!私もソフィーが大好きよ!!』
そう言うとソフィーはハンカチを取りだし大泣きを始める
((放っておこう。いつもの事だ))
そう言えば、ゲームのアナスタシアの立ち位置ってどんなだったかしら
「ラピスラズリの指輪」の悪役令嬢の妹、アナスタシア・ラピス・クラメンティールは、学園の高等部1年に在学しており、婚約者はいない。
彼女は、いつも優秀でハルトナイツ様の婚約者でもある姉と比較され厳しい立場だった。そんな後ろ指さされている彼女にヒロインは優しく話しかける。ヒロインに心を許し、姉への対抗心もあった彼女はヒロインを度々庇っていた
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ポウ(プロフ) - また更新してほしいです。楽しみにしてます! (1月25日 22時) (レス) id: 4b00597d9c (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 更新楽しみにしています!頑張ってください(*´艸`*) (2021年7月26日 1時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
sandklove27(プロフ) - 好きです!夢中で読んでて睡魔も忘れ夜更かししてしまいました!続きが楽しみです(^ ^)更新楽しみに待ってます!! (2020年8月16日 23時) (レス) id: 31853c290c (このIDを非表示/違反報告)
いちご大福 - 続きが楽しみです。2でお願いします。 (2020年6月14日 10時) (レス) id: 7f3ea4f68c (このIDを非表示/違反報告)
ゑる(プロフ) - アンケートにご協力いただきありがとうございました!!近々続きを投稿します! (2020年4月11日 15時) (レス) id: 7fc3612902 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゑる | 作成日時:2019年9月15日 12時